このエントリーをはてなブックマークに追加


ID 55697
JaLCDOI
Sort Key
3
タイトル(別表記)
Analyzing the Relationship Between the Function of a Hero as a Social Reinforcer and the Effectiveness of aVideo Intervention Using the Hero as a Model
フルテキストURL
著者
高橋 彩 兵庫教育大学大学院連合学校教育学研究科
大竹 喜久 岡山大学大学院教育学研究科
抄録
 本研究では,知的障害特別支援学校中学部に在籍する2名の生徒を対象として,ヒーロー(特別な興味の対象)の社会的好子としての効力とビデオヒーローモデリング(VHM)の効果との関連性について検討した。まず,担任教師への面接および質問紙調査によってそれぞれの生徒のヒーローを特定した。次に,任意の課題場面においてヒーローによる称賛を非随伴的に提示し,課題遂行率の変化を測定することでヒーローの社会的好子としての機能を確かめた。その後,日常生活場面から選定された標的行動に対してVHMを実施した。その結果,どちらの生徒についてもヒーローの社会的好子としての効力が確かめられたにもかかわらず,1名の生徒にはVHMによる行動改善が観察された一方で,もう1名の生徒の行動改善は限定的であった。ヒーローからの称賛が好子として機能するとしても,そのことが必ずしもVHMによる介入効果を予想するものではないことが示唆された。
キーワード
ビデオモデリング
特別な興味
自閉スペクトラム症
ダウン症候群
備考
研究論文 (Articles)
出版物タイトル
岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日
2018-02-23
167巻
出版者
岡山大学大学院教育学研究科
出版者(別表記)
Graduate School of Education, Okayama University
開始ページ
11
終了ページ
20
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou