ID | 861 |
Eprint ID | 861
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フルテキストURL | |
タイトル(別表記) | Seed Development and Seedling Growth After Reciprocal Crossing Between Diploid and Tetraploid Muscat Grapes
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著者 |
岡本 五郎
岡山大学
田中丸 直美
岡山大学
大森 直樹
岡山大学
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抄録 | 1.マスカット系の無核品種を育成するために,2倍体品種と4倍体品種の正逆交雑を行い,結実及び種子形成率,胚の発育,種子の発芽と実生の生育を2倍体品種の自家受粉の場合と比較した. 2.4倍体×2倍体の組み合わせでは,結実率は高い傾向であったが,無核果が多く,有核果の含種子数も少なく,2倍体×4倍体の組み合わせに比べて種子の獲得数ははるかに少なかった.これに比べ,2倍体の自家受粉では有核果率及び含種子数がもっとも高かった. 3.2倍体の自家受粉では結実した子房内の胚珠の約67%が正常に発育していたが,2倍体×4倍体及び4倍体×2倍体では珠心の萎縮による胚珠の退化が多く,正常なものはそれぞれ約47%,約10%にすぎなかった.それらの胚は,2倍体×4倍体では2倍体の自家受粉と大差なくその後も発達したが,4倍体×2倍体では球状胚以上に発達するものはなかった. 4.成熟果粒から取り出した種子に休眠打破処理を行い,播種した2倍体×4倍体の種子の発芽率と実生の獲得率は,2倍体の自家受粉種子の約3分の1であった.4倍体×2倍体では実生は得られなかった。
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キーワード | マスカットブドウ
正逆交雑種子
発育
実生
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発行日 | 1992
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出版物タイトル |
岡山大学農学部学術報告
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出版物タイトル(別表記) | Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
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巻 | 80巻
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号 | 1号
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出版者 | 岡山大学農学部
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出版者(別表記) | Faculty of Agriculture, Okayama University
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開始ページ | 85
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終了ページ | 91
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ISSN | 0474-0254
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NCID | AN00033029
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資料タイプ |
紀要論文
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言語 |
日本語
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論文のバージョン | publisher
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査読 |
無し
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Eprints Journal Name | srfa
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