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ID 694
Eprint ID
694
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Site Organization of Japanese Sacred Pond and Island Garden in the Ancient Age
著者
大田 征六 岡山大学
抄録
庭園の地割構成の基本には自然空間への配慮が見られる. 自然空間は,知覚的な状態空間によって,推論され,その構造が決められる. われわれが庭園を体験する時,状態空間は生起し,逆に言えば,状態空間を操作すれば庭園が構造化出来る. 神池島庭園は上古の人々が祖霊神域を眺め,祭祀する場所として設けられたものである. 状態空間は神池島庭園では視点集合と地物点集合の両者から構成されている. 視点集合のある,視点場所は庭園の足場となり,そこから地物点の「あそこ」の領域である祖霊神域が観察される. 本稿では3つの神池島が状態空間のふるまいに基づいて分析された. その結果,それぞれに特徴的な自然空間が見い出された. つまり3つの遠近法景観がそれらの庭園の間で区別された。
発行日
1985
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
66巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
9
終了ページ
17
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa