
| ID | 535 |
| Eprint ID | 535
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| フルテキストURL | |
| タイトル(別表記) | Effect pof Root Temperature on the Budbreak and the Shoot Growth of Potted Vines of Muscat of Alexandria Heated from December and from February
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| 著者 |
木村 剛
岡山県阿新農業改良普及所
島村 和夫
岡山大学
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| 抄録 | ブドウ樹の発育と地温条件との関係を明らかにするために,接ぎ木2年生の鉢植えMuscat of Alexandria(H.F.台)について,1974年12月9日と1976年2月2日から室温を17℃以上に保ったガラス室内で,地温を6段階(12月処理:10,15,20,25,30,35℃,2月処理:15,18,20,25,30,33℃)に調節し,発芽ならびに新梢生長に及ぼす地温の影響を調査した. 1)ブリーディンブは地温15℃以上でみられ,12月処理,2月処理ともに処理開始後まもなく始まった. その期間は12月処理で長く,とくに20,25および30℃の各区では2週間もしくはそれ以上続いた. なお,2月処理ではいずれの区も4ないし7日間であった. 2)発芽所要日数は,12月処理では各区とも35-45日の範囲内で,地温が高い区ほど短かかったが,2月処理ではそのような傾向は認められず,いずれの区も17-20日の範囲内であった. 発芽率は,12月処理では母枝上の基部の芽もよく発芽した25,30℃の両区で高く,10℃区と15℃区では低かったが,2月処理では処理区間の差は少なかった. また,2月処理では発芽の開始から終了までの期間(発芽ぞろい)はいずれの区も短かかったが,12月処理では発芽率の低い10,15℃の両区で長かった. 3)発芽後の新梢生長は,12月処理,2月処理ともに,20,25,30℃の各区ですぐれ,10℃以下と33℃以上の区で劣った. また,新楕生長がすぐれた区では花房数も多い傾向であった. 4)以上の結果から,Muscat of Alexandriaの発芽に及ぼす地温の影響は処理時期によって著しく異なるが,新梢生長については,どの時期においてもその効果が大きいと思われた。
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| 発行日 | 1979
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| 出版物タイトル |
岡山大学農学部学術報告
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| 出版物タイトル(別表記) | Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
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| 巻 | 53巻
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| 号 | 1号
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| 出版者 | 岡山大学農学部
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| 出版者(別表記) | Faculty of Agriculture, Okayama University
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| 開始ページ | 1
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| 終了ページ | 9
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| ISSN | 0474-0254
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| NCID | AN00033029
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| 資料タイプ |
紀要論文
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| 言語 |
日本語
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| 論文のバージョン | publisher
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| 査読 |
無し
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| Eprints Journal Name | srfa
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