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ID 129
Eprint ID
129
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タイトル(別表記)
土壤の水分恒数に関する統計的考察
著者
小橋 英夫 岡山大学
抄録
畑地かんがいの計画における用水量の決定に必要な土壌の水分恒数について次の諸点を統計的に考察したものである. 1.最大容水量と最小容水量(圃場容水量)の測定法として我が国で普通に行なわれている二つの方法を比較し,最大容水量については二つの方法から求めた値に大きい差が認められ,最小容水量については両方法による値に差のないことを述べた. 2.最大容水量及び最小容水量と水分当量との間にはかなり高い相関が見られ,それらの回帰直線はそれぞれ(4),(5),(6),(7)式となつた.特に(4),(5)式はBriggs and Shantzの式(2)とやや異つているが,統計的に考察した結果,特に(5)式は差が大きくないことが分つた.しかしながらこれらの間には直線的の関係ではなくて二次曲線の関係があるようであつて,この点については次回に詳しく報告する. 3.関博士の"小容水量"を水分当量に代用しようとする場合には,両者に相当高い相関があるので(8)式によつて換算することが出来る.特に水分当量が大凡の値でよい場合には,単に小容水量から4を引くことによつて求めることが出来ることが分つた。
キーワード
Statistical Considerations
Soil-moisture Constants.
発行日
1961
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
17巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
9
終了ページ
18
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa