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ID 66649
JaLCDOI
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2
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著者
上地 雄一郎 岡山大学大学院社会文化科学研究科 Kaken ID
小川 紗有美 三宅医院
抄録
 幼児の親に対する「養育省察機能質問票」(PRFQ)18項目版の日本語版(PRFQJ)が開発された。原版がバック・トランスレーションを通して日本語に訳された。この日本語版に因子分析を行った結果,確信的省察,省察不全,省察的姿勢という3つの因子が抽出された。この3因子に負荷の高い項目から成る下位尺度のα係数は. 80以上であった。この過程で2つの項目がすべての因子に負荷が低いので削除された。この質問票の妥当性確認のために,自己および他者の内面への意識,育児自己効力感,アレキシサイミア傾向との関連を検討した。この質間票で査定される省察機能は育児自己効力感と関連していた。「省察的姿勢」は自己および他者の内面への意識と正の相関を示し,「省察不全」はアレキシサイミア傾向と正の相関を示した。しかし,さらに妥当性の検討を行う必要があると思われる。
キーワード
乳幼児の親
養育省察機能質問票(PRFQ)
日本語版
信頼性
妥当性
備考
論文
出版物タイトル
岡山大学臨床心理学論集 : 岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室紀要
発行日
2022-12-25
20巻
出版者
岡山大学大学院社会文化科学研究科・心理相談室
開始ページ
9
終了ページ
15
ISSN
2758-6138
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
Eprints Journal Name
oupc