ID | 66604 |
JaLCDOI | |
Sort Key | 1
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フルテキストURL | |
著者 |
上地 雄一郎
岡山大学大学院教育学研究科
Kaken ID
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抄録 | Kohut (1977) が行ったエディプス・コンプレックス論の修正について紹介し,父親の肯定的役割に注目することの意義を述べた。次に,Kohut (1977) と類似の見解であるAbelin (1971,1975),Blos (1985), 牛島・福井 (1980) の見解を紹介し,これらの見解を,①子どもを去勢する父親(古典的精神分析の視点),②子どもの男性性または女性性を強化する父親,③母親からの分離-個体化を促進する父親,④母親の失敗を代償する父親という四つの視点(モデル)として整理した。次に,Kohut (1979) の『Z氏の事例』を上記の観点から再分析した結果,Z氏の回復過程には②③④の視点がすべて適用できること,また,③の視点は②の視点と表裏の関係にあることを,筆者の見解として述べた。
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キーワード | エディプス・コンプレックス
父親の役割モデル
Z氏の事例
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備考 | 論文
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出版物タイトル |
心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室紀要
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発行日 | 2010-02-15
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巻 | 8巻
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出版者 | 岡山大学大学院教育学研究科・心理教育相談室
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開始ページ | 9
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終了ページ | 26
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ISSN | 2185-5129
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資料タイプ |
紀要論文
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OAI-PMH Set |
岡山大学
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言語 |
日本語
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論文のバージョン | publisher
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Eprints Journal Name | oupc
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