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ID 21083
JaLCDOI
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7
タイトル(別表記)
好塩基球からのヒスタミン遊離に関する研究. 5.臨床的評価
フルテキストURL
著者
谷崎 勝朗 岡山大学三朝分院内科
駒越 春樹 岡山大学三朝分院内科
周藤 真康 岡山大学三朝分院内科
森永 寛 岡山大学三朝分院内科
抄録
過去3年間にわたり,気管支喘息患者末梢血好塩基球からのヒスタミン遊離について,ヒスタミン自動分析装置を用いて全血法により検討を加えてきた. 1. 抗ヒトIgE によるヒスタミン遊離は,症例間で著しい差がみられた. この際血清IgE値が高値を示す症例では全般的に高度なヒスタシソ遊離がみられたが,血清IgE値が正常かまたはむしろ低値を示す症例のヒスタミン遊離は,かなり高度なものから全くみられないものまでさまざまであった. 2.ハウスダストやカンジダなどの抗原物質によるヒスタミン遊離は,特異的IgE抗体依存性であり,抗体価が上昇するにつれヒスタミン遊離は高度となる傾向がみられた. しかし,ハウスダストとカンジダによるヒスタミン遊離には若干の差がみられた. すなわち,ハウスダストと抗ヒトIgE によるヒスタミン遊離の間には密接な関連がみられたが,カンジダと抗ヒトIgEの間には全く関連がみられなかった. またカンジダによるヒスタミン遊離においては,IgE系反応以外の反応が関与する可能性が一部示唆された.
備考
原著論文 (Original Papers)
出版物タイトル
岡山大学温泉研究所報告
発行日
1985-03-30
56巻
出版者
岡山大学温泉研究所
出版者(別表記)
Institute for Thermal Spring Research, Okayama University
開始ページ
17
終了ページ
21
ISSN
0369-7142
NCID
AN00032853
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
英語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
mmc