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ID 20585
Eprint ID
20585
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著者
木村 和義 岡山大学資源生物科学研究所
抄録
最近,地球の環境問題がテレビや新聞等で話題にならない日はない。特に①CO(2)増加による地球の温暖化,②フロンガスによるオゾン層の破壊,③酸性雨による自然環境,生態系への影響が問題になっている。これらの問題は先進国首脳会議(サミット)でも主要課題の一つで,国際的に検討される問題になった。本稿で取り上げる「酸性雨」も生態系や自然環境に種々の影響が現われ始めているので,最近多くの人々に関心をもたれるようになった。雨は自然や人間に「恵み」を与えるものと考えられていたが,しかしその雨が酸性になって,悪影響を与えるものとなってきている。特に欧州北西部,米国,カナダなどでは酸性雨により湖沼の魚が絶滅したり,森林の立枯れ,生育障害,貴重な文化的建造物,石像などの美術品が溶けだす被害が発生し,深刻な状態にある。
備考
特集 「地球環境を考えるII」 論文
発行日
1990
出版物タイトル
環境制御
出版物タイトル(別表記)
Environmental Research and Control
12巻
出版者
岡山大学環境管理センター
出版者(別表記)
Okayama University Administration Center for Environmental Science and Technology
開始ページ
12
終了ページ
16
ISSN
0917-1533
NCID
AN1024789X
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
有り
Eprints Journal Name
erc