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ID 44407
フルテキストURL
123_27.pdf 400 KB
タイトル(別表記)
Renato Dulbecco: Dulbecco’s modified Eagle’s medium
著者
難波 正義 新見公立大学,岡山医学振興会
抄録
現在,医学分野の多くの研究は培養細胞や培養組織を用いてなされている.それらの研究成果が報告されている論文の“材料と方法”の項で,ダルベッコ培地を使用して細胞を培養したといった記載を読んだ研究者は少なくないであろう.また,実際にダルベッコ培地を使用した研究者もいると思う.今回は,この培地を報告したDulbecco(1975年,がんウイルスの研究によってノーベル賞)の波乱万丈の経歴,彼の人脈(多くの人物がノーベル賞を受賞),彼の研究概略などについて紹介したい.そして,筆者のダルベッコ培地に対する見解とその培地を使用した経験について述べる.筆者の結論は,初代細胞培養にはダルベッコ培地が勧められること,また,培養細胞を用いての毒性検定に際しては,使用する培地によって結果が異なることがあるので注意する必要があることである.
キーワード
Renato Dulbecco
ダルベッコ培地
ノーベル賞
Dulbeccoの人脈
備考
総説 (Review)
発行日
2011-04-01
出版物タイトル
岡山医学会雑誌
出版物タイトル(別表記)
Journal of Okayama Medical Association
123巻
1号
出版者
岡山医学会
出版者(別表記)
Okayama Medical Association
開始ページ
27
終了ページ
31
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489
資料タイプ
学術雑誌論文
オフィシャル URL
http://dx.doi.org/10.4044/joma.123.27
関連URL
http://www.okayama-u.ac.jp/user/oma/
言語
日本語
著作権者
Copyright (c) 2011 岡山医学会
論文のバージョン
publisher
査読
有り
DOI
Eprints Journal Name
joma