検索結果 33758 件
JaLCDOI | 10.18926/14784 |
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タイトル(別表記) | 長期間の喫煙は高齢者気管支喘息における気道過敏性と関連した白血球LTB4産生を亢進させる |
フルテキストURL | 74_018_025.pdf |
著者 | 光廷 文裕| 保崎 泰弘| 芦田 耕三| 岩垣 尚史| 永田 拓也| 藤井 誠| 高田 真吾| 横井 正| 浜田 全紀| 谷崎 勝朗| |
抄録 | Abstract : Influence of cigarette smoking on leukotriene 84 (LTB4) generation by leucocytes associated with bronchial hyperresponsiveness was examined in 110 patients with asthma. l. The frequency of positive RAST score for inhalant allergens and LTB4 generation by leucocytes were significantly larger in previous and current smokers than in nonsmokers. 2. In nonsmokers, bronchial hyperresponsiveness was significantly higher in asthmatics under the age of 49 years compared with that in patients between 50 and 59 years, between 60 and 69 years, and those over age 70 years. In contrast, no significant differences were present between bronchial hyperresponsiveness and patient age in previous and current smokers. 3. In patients over age 60, bronchial hyperresponsiveness was significantly higher in previous and current smokers than in nonsmokers. In these patients, LTB4 generation was significantly more increased in previous and current smokers than in nonsmokers. 4. A significant correlation was observed in asthmatics of nonsmokers between LTB4 generation and bronchial hyperresponsiveness . 5. LTC4 generation was significantly higher in previous and current smokers than in nonsmokers in patients under age 49 years. These results show that in patients over age 60 years, cigarette smoking induces an increase in the generation of LTB4, leading to an increase in bronchial hyperresponsiveness . |
キーワード | cigarette smoking asthma LTB4 generation LTC4 generation bronchial hyperresponsiveness |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2004-02-01 |
巻 | 74巻 |
開始ページ | 18 |
終了ページ | 25 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308359 |
JaLCDOI | 10.18926/14782 |
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タイトル(別表記) | Spa therapy for patients with respiratory disease. Analysis of 2295 patients admitted at Misasa Medical Center for last 22 years from 1982 to 2003 |
フルテキストURL | 74_001_010.pdf |
著者 | 谷崎 勝朗| 光延 文裕| 保崎 泰弘| 芦田 耕三| 岩垣 尚史| 永田 拓也| 藤井 誠| 高田 真吾| 横井 正| 浜田 全紀| |
抄録 | 1982年から2003年までの22年間に当医療センターで入院加療した2295例を対象に5年間毎にその年次推移を検討した。2295例のうちわけは,気管支喘息1400例(61.0%),COPD510例(22.2%),その他385例であった。1.気管支喘息は,第1期(1982-1986年)の5年間では,平均11.4例/年であったが第4期(1997-2001年)では平均93例と初期と比べ8.2倍の増加が見られた。また,第5期(最近の2年間)では87.0例/年であった。そのなかのSDIA(steroid-dependentintractableasthma)の頻度は初期の68.4%から第4期では29.0%,第5期23.6%にまで低下する傾向を示した。 2.COPD症例は,初期の5年間(1982-1986年)では平均5.2例/年から第4期には44.6例/年へと8.7倍の,また第5期では47.5例/年へと9.1倍の増加が見られた。また,そのなかの肺気腫が占める割合は初期の19.2%から第4期では76.7%,第5期では87.4%と明らかな増加傾向を示した. 3.気管支喘息およびCOPD症例の年齢別検討では,60歳以上の症例の頻度は第1期では30.1%であったが,第4期では68.0%,そして第5期では87.4%と,年々その頻度は高くなっていく傾向が見られた。すなわち,最近22年間の年次推移からは,温泉療法を必要とする呼吸器疾患患者が増加しつつあること,そしてその年令は年々高くなる傾向にあることが示されている。 |
キーワード | 喘息 COPD 温泉療法 高齢者 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2004-02-01 |
巻 | 74巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 10 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308446 |
著者 | 三朝医療センター| |
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発行日 | 2003-02-01 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
巻 | 73巻 |
資料タイプ | その他 |
著者 | 松原 扶美恵| 光延 彰子| 永田 拓也| 谷崎 勝朗| |
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発行日 | 2003-02-01 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
巻 | 73巻 |
資料タイプ | データ・データベース |
JaLCDOI | 10.18926/14779 |
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フルテキストURL | 73_111_114.pdf |
著者 | 寺崎 佳代| 山本 貞枝| 吉尾 慶子| 西村 伸子| 光延 文裕| 谷崎 勝朗| |
抄録 | 呼吸器疾患症例における温泉療法の効果(自覚症状,事物投与量など)早,有効と思われた温泉療法の種類,終了後の経過(1年後)などについて,気管支喘息102例を対象にアンケート調査を行った。 その結果,温泉療法開始1週間で自覚症状が改善された症例が71.5%,副腎皮質ホルモンの減量が可能であった症例が65.6%,通院後1年間は,入院時に比べ症状が改善されている症例が61.8%,さらに,退院時より改善されている症例が53.9%であった。 これらのことから,当院の温泉療法により症状が改善したことと,体調コントロールを身につけることにより,退院後1年以上経過しても,体調が良好に維持されていることが示唆された。 |
キーワード | 温泉療法 アンケート 呼吸器疾患 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 111 |
終了ページ | 114 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308409 |
著者 | 西村 伸子| |
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発行日 | 2003-02-01 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
巻 | 73巻 |
資料タイプ | その他 |
JaLCDOI | 10.18926/14777 |
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フルテキストURL | 73_102_105.pdf |
著者 | 西村 伸子| 寺崎 佳代| 山本 貞枝| 吉尾 慶子| 谷崎 勝朗| |
抄録 | 呼吸器疾患の温泉療法について,1999年~2001年の3年間に三朝医療センターに入院し,温泉療法を受けた気管支喘息と肺気腫症例を対象に,再入院率と症例数の変動,年齢,地域との関連について検討を加えた。その結果,喘息では遠隔地(鳥取県外)からの症例(平均56.8%)が.また肺気腫では鳥取県内からの入院症例(平均58.7%)が多い傾向が見られた。再入院率は,喘息は30.1%,肺気腫が41.6%であり.喘息では遠隔地からの,また肺気腫では県内からの症例が増加する傾向であった。再入院率の年齢別検討では,喘息では50歳以上,肺気腫では70歳以上の症例で再入院率が高い傾向であった。平均入院期間は40日から60日間であり,初回入院より再入院症例の方が短期間であり,初回入院では喘息よりも肺気腫でより長い傾向であった。 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 102 |
終了ページ | 105 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308277 |
JaLCDOI | 10.18926/14775 |
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タイトル(別表記) | A case of anti - neutrophil cytoplasmic autoantibody-associated vasculitis: Resolution after early diagnosis |
フルテキストURL | 73_088_092.pdf |
著者 | 市川 裕久| 芦田 耕三| 小野 勝一郎| 高田 真吾| 横井 正| 永田 拓也| 岡本 誠| 柘野 浩史| 西田 典数| 保﨑 泰弘| 光延 文裕| 谷崎 勝朗| 野口 菩範| 谷本 光音| |
抄録 | 症例は76歳男性03年前肺気腫と診断された。今回呼吸器リハビリテーション目的で当院に入院の運びとなった。入院時より37-38'Cの発熱を認め,下気道感染を疑い抗生剤で加療したが改善しなかった.入院時の検尿検査で蛋白・潜血陽性であり,血清MPO-ANCAが307U/mlと高値を示した。血清クレアチニン値も徐々に上昇してきたため,MPO-ANCA関連血管炎と診断した.プレドニゾロン投与を開始したところ,症状及び検査所見は速やかに改善した. |
キーワード | ANCA関連血管炎 早期診断 顕微鏡的多発血管炎 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 88 |
終了ページ | 92 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308580 |
JaLCDOI | 10.18926/14774 |
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タイトル(別表記) | A case of Parkinson's disease associated with bromocriptine - induced leukopenia and throm-bocytopenia |
フルテキストURL | 73_084_087.pdf |
著者 | 高田 真吾| 御舩 尚史| 光延 文裕| 岡本 誠| 西田 典数| 柘野 浩史| 芦田 耕三| 保崎 泰弘| 横井 正| 谷崎 勝朗| 新谷 憲治| 谷本 光音| |
抄録 | 症例は67歳,女性。以前からパーキンソン病にて加療されていたが,リハビリテーション目的で当院入院した.入院時白血球数,血小板数正常であったが,bromocriptine投与開始後白血球減少,血小板減少を認めた.薬剤性白血球減少症及び血小板減少症を疑い, bromocriptine投与中止するとともにfilgrastim投与により,白血球減少,血小板減少は改善した。誘発試験施行し白血球減少を認めた。Bromocriptineによる白血球減少症,血小板減少症の報告は少なく,我々の検索しえた範円内では本症例を含めて2例のみであった。Bromocriptineには安全性や神経保護作用に関して多くのデータの蓄積があるが,安全性に十分な注意が必要であると考えられた。 |
キーワード | パーキンソン病 (Parkinson's disease) ブロモクリプチン (Bromocriptine) 白球血減少症 (Leukopenia) 血小板減少症 (Thrombocytopenia) フィルグラスチム (Filgrastim) |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 84 |
終了ページ | 87 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308217 |
JaLCDOI | 10.18926/14772 |
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タイトル(別表記) | Influences of aging and cigarette smoking on pathophysiology in elderly patients with asthma (2) |
フルテキストURL | 73_093_101.pdf |
著者 | 谷崎 勝朗| 光延 文裕| 保崎 泰弘| 芦田 耕三| 柘野 浩史| 岡本 誠| 西田 典数| 永田 拓也| 高田 真吾| 横井 正| |
抄録 | 高齢者気管支喘息について.IgEにmediateされるアレルギー反応の特徴、臨床病態,肺機能(換気機能,ガス交換),気腫化傾向,治療上の問題点などを検討した. 1.高齢者喘息におけるIgE抗体の関与は予想外に多く,しかもアレルギーの家族歴を有する症例で特に高度であった。また,加齢とともに感作される抗原の種類が異なってくることが示唆された。 2.臨床病態では,単純性気管支攣縮型に比べ,気管支攣縮+過分泌型や細気管支閉塞型が増加する傾向が見られた。 3.肺機能では,airflow (% FVC,FEV1.0%)ゃlung volume(% RV)をあらわすパラメーターは,いずれも70才以上の症例で若青年者喘息に比べ有意に低下していることが示された。また,transfer factor(% DLco)も70才以上の症例では有意の低下傾向が見られた。 4.HRCT上の1950HU以下の肺の% UIAは,加齢とともに増加する傾向を示し,% RVの増加と同様肺の気腫化傾向が見られること,しかし,この現象が肺気腫へと移行することはないことが示された. 5.治療上では,薬物療法よりも気道の浄化を促す吸入や水中運動(温泉療法など)が重要であると考えられた。 |
キーワード | 高齢者喘息 IgE抗体 % RV % DLco 気腫可傾向 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 93 |
終了ページ | 101 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308220 |
JaLCDOI | 10.18926/14770 |
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タイトル(別表記) | QOL in OA patients |
フルテキストURL | 73_072_074.pdf |
著者 | 横井 正| 千田 益生| 光延 文裕| 保崎 泰弘| 芦田 耕三| 西田 典数| 柘野 浩史| 岡本 誠| 永田 拓也| 高田 真吾| 谷崎 勝朗| 井上 一| |
抄録 | 近年QOLが重視されるようになってきている。MOS short form 36 health survey(以下SF-36と略す)は,国際的レベルでの基準とされるべく開発された非疾患特異的HRQOL尺度である.今回,我々は当院でリハビリテーションをうけているOA患者を対象に温泉療法の効果をSF-36を用いてQOLの変化を調べたoSF-36の8項目をそれぞれ算出し,温泉療法前後でのQOLの比較を行った。pCSは36.4から37.1へ,MCSは53.0から55.4へ上昇したことより,身体・健東面ともに効果があると考えられた。 |
キーワード | SF-36 生活の質 (Quality of Life) 関節症 (Osteoarthritis) |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 72 |
終了ページ | 74 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308372 |
JaLCDOI | 10.18926/14769 |
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タイトル(別表記) | The level of plasma BNP continued remarkably high in the elderly presented with old myocardial infarction. |
フルテキストURL | 73_064_071.pdf |
著者 | 西田 典数| 芦田 耕三| 光延 文裕| 保崎 泰弘| 柘野 浩史| 岡本 誠| 永田 拓也| 横井 正| 中井 睦郎| 槇野 博史| 谷崎 勝朗| |
抄録 | 心不全が比較的良好にコントロールされているのにもかかわらず,高齢の陳旧性心筋梗塞後患者等で脳性ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の異常高値が持続する場合がある.今回,また超高齢の心不全患者で同所見を認めたので,考察を含めて報告する. 93歳高齢の陳急性心筋梗塞患者で,BNP1600-1200の著明な高値が持続した.主に心尖部と一部の前側壁の陳旧性心筋梗塞症であったが,利尿薬等による治療によって心不全はコントロールできており,救急入院時を除いては,鬱血性心不全の状態ではなかった.心願超音 波検査でも心内圧の上昇や下大静脈の拡張も認めなかった.利尿薬を増量するとむしろ脱水による腎機能障害の増悪を認めていた. 入院中に狭心痛を認めることがあり,心筋逸脱酔素の軽度の上昇を認めた.BNPの著明な高値持続は,陳旧性心筋梗塞後の心臓機能障害や左室肥大,僧帽弁閉頚不全等による慢性心不全・心負荷のための心筋でのBNP合成・分泌元進の他に,新たな小梗塞(非貫壁性心筋梗塞)や持続する無症候性の心筋虚血による心筋でのBNP合成・分泌亢進,高齢によるBNPクリアランスの低下と分泌の持続的亢進,慢性腎機能障害によるBNPクリアランスの低下,心筋障害後の心筋再構築(リモデリング)の訳節と心筋繊維化抑制の為に合成が元進していると考えられる.更に,いわゆる老人肺・慢性呼吸機能低下による右心系の負荷による心室からの分泌元進,ステロイドホルモン内服による鉱井コルチコイド作用,貧血,低栄養状態等の様々な要因が重なっているものと考えられた. 心臓でBNPの産生・分泌が亢進するのは,心不全に伴う全身の体液量バランスや血行動態等の悪化を改善,調節するためだけではなく,心臓自身のリモデリングの調節・抑制,再構築の調薪のため,さらには心臓・心筋の繊維化や拡張障害の増悪を抑制するための自己防衛 機構としても機能している.心臓は,単に循環系のポンプではなく,利尿ペプチドホルモンを分泌する内分泌器官でもある. 一般的に加齢に伴いBNPは上昇してくる.特に70歳以上の高齢者では顕著になる.考察ではその点についても新たな文献的考察も含めて報告し,高齢者のBNPの捉え方と治療についても述べる. |
キーワード | bronchial asthma spa therapy perilla seed oil alpha -linolenic acid Leukotriene C4 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 64 |
終了ページ | 71 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308534 |
JaLCDOI | 10.18926/14765 |
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フルテキストURL | 73_039_043.pdf |
著者 | 保崎 泰弘| 光延 文裕| 芦田 耕三| 柘野 浩史| 西田 典数| 永田 拓也| 高田 真吾| 横井 正| 谷崎 勝朗| 越智 浩二| 福田 哲也| 白鳥 康史| |
抄録 | 糖尿病や閉塞性動脈硬化症(ASO)の患者に合併する難治性潰瘍や壊疸の予知,予防を目的として高齢者の末梢循環の観察を行った. 下肢に冷え症,しびれ感,神経痛,歩行障害等を有し温泉療法を希望した患者21例(年齢58-78歳,平均年齢71.4歳)について,下肢の末梢循環障害の程度をレーザードプラー血流計を用いて評価した。測定は20℃冷水負荷後30分後に,末梢皮膚血流量について測定を行った。 レーザードプラー血流計で得られた結果は左右足趾始起部5カ所,計10カ所の平均値で表した。7例については1年後に再測定を行った.14例についてはプロスタグランディン製剤(ベラプロスト)を投与し3ケ月後に再測定を行った。 1.自然経過群の7例(平均年齢73.0歳)は初回測定時の血流量は1.82±0.98であった。2回目測定時は1.59±0.40であった。血流量の低下傾向を認めたが有意差を認めなかった。 2.一方,ベラプロスト内服群の14例(平均年齢70.6歳)は初回測定時の血流量は1.27±0.35であった。2回目測定時には1.62±0.51であった。血流量の増加を認めた(P<0.0002)。 3.両群について,3ヶ月当たりの変化率で比較したところ自然経過群は3ヶ月当たり-1.7%の低下傾向を示した。一方,ベラプロスト内服群は+15.4%の増加(p<0.02)を示 した。 4.プロスタグランディン製剤の内服中であっても加齢と共に末梢循環血流Iが低下する症例があり温泉療法を含めた集学的治療の必要性が示唆された。 |
キーワード | 加齢 (aging) 末梢循環 (Peripheral circulation) 動脈硬化 (arteriosclerosis) レーザードプラー血流計 (Laser-Doppler blood flowmetry) ベラプロスト (beraprost) |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 39 |
終了ページ | 43 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308363 |
著者 | 三朝医療センター| |
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発行日 | 2004-12-01 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
巻 | 75巻 |
資料タイプ | その他 |
著者 | 松原 扶美恵| 井上 妙子| 光延 彰子| 高田 真吾| 谷崎 勝朗| |
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発行日 | 2004-12-01 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
巻 | 75巻 |
資料タイプ | データ・データベース |
著者 | 西村 伸子| |
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発行日 | 2004-12-01 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
巻 | 75巻 |
資料タイプ | その他 |
JaLCDOI | 10.18926/14757 |
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タイトル(別表記) | Spa therapy for patients with respiratory disease. Clinical efficacy and action mechanisms of the therapy on asthma |
フルテキストURL | 075_061_073.pdf |
著者 | 光延 文裕| 保崎 泰弘| 芦田 耕三| 濱田 全紀| 山岡 聖典| 谷崎 勝朗| |
抄録 | 呼吸器疾患に対する温泉療法は,最近の22年間にわたり行われてきた結果,その有用性は十分明かとなっている。この22年の間に,温泉療法を受ける対象もかなり変わってきており,例えば気管支喘息では,ステロイド依存性重症難治性喘息の全症例に対する割合は明 らかに低くなってきている。また,COPDでは最近全症例に対する肺気腫の割合も,また症例数も著明に増加しつつある。一方,温泉療法を求めて来院される症例数は年ごとに増加する傾向にあり,初期の5年間と比べ,最近の5年間では,気管支喘息では8.2倍,また肺気腫では 34.8倍の増加が観察されている。呼吸器疾患に対する温泉療法の作用機序としては,直接作用として,自・他覚症状の改善,換気機能の改善,気道過敏性の改善,気道抵抗の低下,肺の過膨脹の改善,過分泌の抑制などが観察される。一方,間接作用としては,副腎皮質機能の改善,精神的リラックス,抗酸化酵素であるSOD活性の克進などが観察され,これらの間接作用も気管支喘息の病態改善に重要な役割を果しているものと考えられる。 |
キーワード | 温泉療法 (spa therapy) 気管支喘息 (asthma) 精神的リラックス (psychological relaxation) SOD活性 (SOD activity) 副腎皮質機能 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2004-12-01 |
巻 | 75巻 |
開始ページ | 61 |
終了ページ | 73 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308488 |
JaLCDOI | 10.18926/14756 |
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タイトル(別表記) | Clinical study on reduction of costs of drugs for the treatment of asthma in relation to the administration method |
フルテキストURL | 075_053_060.pdf |
著者 | 芦田 耕三| 光延 文裕| 保崎 泰弘| 濱田 全紀| 岩垣 尚史| 藤井 誠| 高田 真吾| 谷崎 勝朗| |
抄録 | 気管支喘息27例を対象に, 1年間の治療に要した薬剤費が, 温泉療法を行うことによりどの程度削減されるかについて若干の検討を加えた. 本論文では, 薬剤費を定期処方, 臨時処方に大別し, さらにそれぞれをない内服薬と注射・吸入薬とに分けて検討した. 1. 1年間の総薬剤費では, 温泉療法を受けた21例では23,936点から療法後は16,580点へと29.6% の削減が可能であった. 一方, 温泉療法を受けなかった6症例では, 同時期の比較で18,341点から19,021点へと明らかな減少傾向は見られなかった. 2. 定期処方の内服薬の薬剤費では, 温泉療法を受けた症例の削減率25.6% に対して, 温泉療法を受けなかった症例の削減率は23.6% であり, 両グループ間に明らかな差は見られなかった. 一方,定期処方の注射・吸入薬の薬剤費は,温泉療法を受けた症例では5,505点から,5,468点へと軽度の減少傾向が見られたが(削減率7.6%),温泉療法を受けなかった症例では,同時期の推移は3,252点から5,645点へとむしろ増加する傾向が見られた。3.臨時処方の内服薬の薬剤費は,温泉療法を受けた症例では,2,528点から194点へと削減率90.0%と著明な減少傾向が見られたが,温泉療法を受けなかった症例では446点から786点へとむしろ増加する傾向が見られた。4.盛時処方の注射・吸入では,同様に温泉療法を受けた症例では著明な減少傾向を示したが(削減率70.7%),壁 けなかった症例では減少傾向は見られなかった。以上の結果より,温泉療法を行うことにより,薬剤費の削減が可能となることが示された。 |
キーワード | 温泉療法 喘息 薬剤費 定期処方 臨時処方 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2004-12-01 |
巻 | 75巻 |
開始ページ | 53 |
終了ページ | 60 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308337 |
JaLCDOI | 10.18926/14747 |
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タイトル(別表記) | Spa therapy for patients with respiratory disease. Analysis of 2129 patients admitted at Misasa Medical Center for last 21 years from 1982 to 2002 |
フルテキストURL | 73_001_009.pdf |
著者 | 谷崎 勝朗| 光延 文裕| 保﨑 泰弘| 芦田 耕三| 西田 典数| 柘野 浩史| 永田 拓也| 横井 正| 高田 真吾| |
抄録 | 1982年から2002年までの21年間の当医療センターで入院加療した2129例を対象に5年間毎にその年次推移を検討した.2129例のうちわけは,気管支喘息1311例(61.5%),COPD467例(21.9%),その他351例であった.1. 気管支喘息は,第1期(1982-1986年)の5年間では,平均11.4例/年であったが第4期(1997-2001年)では平均93例と初期と比べ8.1倍の増加が見られた.また,そのなかのSDIA (steroid-dependent intractable asthma)の頻度は初期の68.4%から第4期では28.9%にまで低下する傾向を示した.2. COPD症例は,初期の5年間(1982-1986年)では平均5.2例/年から第4期には45.4例へと8.7倍の増加が見られた.また,そのなかの肺気腫が占める割合いは初期の19.2%から第4期では78.5%と明らかな増加傾向を示した.なお,昨年度の1年間では,第4期の5年間(1997-2001年)とほぼ同様の傾向を示したが,全般的な傾向としては気管支喘息症例がやや減少し,一方肺気腫症例が増加する傾向が見られた.3. 気管支喘息およびCOPD症例の年齢別検討では,60歳以上の症例の頻度は第1期では30.1%だあったが,第4期では68.0%,そして昨年度は85.4%と,年々その頻度は高くなっていく傾向が見られた.すなわち,最近21年間の年次推移からは,温泉療法を必要とする呼吸器疾患患者が増加しつつあること,そしてその年令は年々高くなる傾向にあることが示された. |
キーワード | 喘息 COPD 温泉療法 高齢者 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2003-02-01 |
巻 | 73巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 9 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308396 |
JaLCDOI | 10.18926/14746 |
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タイトル(別表記) | Spa therapy for patients with respiratory disease. Analysis of 2485 patients admitted at Misasa Medical Center for last 23 years from 1982 to 2004 |
フルテキストURL | 075_001_011.pdf |
著者 | 谷崎 勝朗| 光延 文裕| 保崎 泰弘| 芦田 耕三| 濱田 全紀| 岩垣 尚史| 藤井 誠| 高田 真吾| |
抄録 | 1982年から2004年までの23年間に三朝医療センターで入院加療した呼吸器疾患患者は2485例であった. これらの症例を対象に5年間毎にその年次推移を検討した. 2485例のうちわけは, 気管支喘息1489例(59.9%), COPD551例(22.2%), その他445例であった. 1. 気管支喘息は, 第1期(1982-1986年)の5年間では, 平均11.4例/年であったが第4期(1997-2001年)では平均91.8例と初期と比べ8.1倍の増加が見られた. また, 第5期(最近の3年間)では87.7例/年であった. そのなかのステロイド依存症重症難治性喘息(SDIA : steroid-de-pendent intractable asthma)の占める割合は初期の68.4% から第4期では28.9%, 第5期の3年間では22.0% にまで低下する傾向を示した. 2. COPD症例は, 初期の5年間(1982-1986年)では平均5.2例/年から第4期には45.4例/年へと8.7倍の, また第5期では45.3例/年へと同様に8.7倍の増加が見られた. また, そのなかの肺気腫が占める割合は初期の19.2% から第4期では76.7%, 第5期では87.4%と明らかな増加傾向を示した. 3. 気管支喘息および COPD 症例の年齢別検討では, 60歳以上の症例の頻度は第1期では30.1% であったが, 第4期では68.0%, 阻止いて第5期では87.6% と, 年々その頻度は高くなっていく傾向が見られた. すなわち, 最近23年間の年次推移からは, 温泉療法を必要とする呼吸器疾患患者が増加しつつあること, そしてその年令は年々高くなる傾向にあること, そして, 以前とは異なり必ずしも重症難治性の症例ばかりでなく, むしろ比較的軽症例の入院が増加しつつあることなどが, 最近の傾向として注目される. |
キーワード | 喘息 COPD 温泉療法 高齢者 |
出版物タイトル | 岡大三朝医療センター研究報告 |
発行日 | 2004-12-01 |
巻 | 75巻 |
開始ページ | 1 |
終了ページ | 11 |
ISSN | 1348-1258 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120002308531 |