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ID 52448
フルテキストURL
著者
湯浅 久美 岡山大学
抄録
1984年7月から1990年2月までに,眼内レンズ移植術を施行された134眼を,手術導入時期の最初の2年間の29眼を前半群,以後術式の安定した時期の105眼を後半群として種々の角膜内皮細胞属性について比較検討した.細胞密度の減少率は,前半群で明らかに大きく,手術侵襲の程度をよく反映した.両群共に角膜内皮の細胞密度は指数関数的に減少していた.両群共に変動係数は,観察期間中有意な変化は認められなかった.六角形細胞率は術後両群共に減少し,その後,前半群では術後1年,後半群では術後3ヵ月頃から増え始めたが,その後の変化は手術侵襲と関係があるように思われなかった.六角形細胞率の変化は主に五角形と七角形細胞の出現群で補われていた
発行日
1991-10
出版物タイトル
日本眼科学会雑誌
95巻
10号
開始ページ
1009
終了ページ
1015
ISSN
0029-0203
資料タイプ
学術雑誌論文
関連URL
http://ousar.lib.okayama-u.ac.jp/metadata/5524
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
有り