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ID 593
Eprint ID
593
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Feeding Value of Pineapple Bran Produced in the Philippines
著者
内田 仙二 岡山大学
Lana, I. Ketut ウダヤナ大学
堀米 隆男 岡山大学
抄録
フィリピン産パイナップルカスの飼料価値およびその特徴を知るために,成分,消化率および第1胃内発酵におよぼす影響をビートパルプと対比して検討した. 実験結果の要約は次のようである. 1.パイナップルカスの成分分析(一般成分,糖分の溶性画分,無機質)およびヒツジによる消化率の査定実験の結果より,タンパク質は含量および消化率ともビートパルプに比べかなり低い値であったが,炭水化物の含量および消化率はピートパルプとほぼ同様の値を示した. 粗脂肪の含量および消化率はパイナップルカスの方が高い値であった. 2.パイナップルカスペレットおよびビートパルプペレットの乾物中換算DCPは,それぞれ1.91および5.73(%),同じくTDNは74.01および74.78(%)であり,TDNから換算したDEはそれぞれ3.26および3.30(Mcal/kg DM)であった. 3.ヒツジの第1胃内発酵に対するパイナップルカス給与の影響を調査した結果,第1胃内液VFA中に占めるプロピオン酸の割合がビートパルプ給与時に比べて高く,酢酸の占める割合が低くなることが知られた. 4.その特徴を十分考慮して使用すれば,パイナップルカスは反すう家畜のエネルギー源飼料としてかなり有効なものであると思考される。
発行日
1980
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
56巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
55
終了ページ
62
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa