Eprint ID
695
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タイトル(別表記)
Effect of Cultivating Conditions and Postharvest Stepwise Cooling on the Chilling Sensitivity of Eggplant and Cucumber Fruits
著者
中村 怜之輔 岡山大学
稲葉 昭次 岡山大学
伊東 卓爾 近畿大学附属農場
抄録
ナスとキュウリ果実について,栽培条件及び収穫後のStepwise coolingが低温耐性に及ぼす影響について検討した. いずれの果実も,露地栽培のものよりハウス栽培のもので低温耐性が小さくなる傾向が認められた. しかし,露地栽培でも降雨後に収穫した果実では低温耐性が小さくなった. ハウス栽培のナスで春季栽培と秋季栽培の比較をしたところ,ピッティング発生からみると後者で低温耐性が小さいように思われた. 6.5℃貯蔵の前に一旦中間温度でConditioningすると,ナス及びキュウリのいずれもやや低温耐性を大きくする効果が認められた. その場合,1段階のStepwiseより2段階の方が効果が大きいように思われた. この効果は,内的にも低温貯蔵終了直後にみられる呼吸の一時的上昇の程度が小さくなることからもうかがわれた. ナスで,果実の減量率が2%までは高くなる程ピッティング発生が抑えられることが認められた. このことが,Hardening効果に加えて,Conditioning低温耐性を大きくする要因の一つになっているように思われた。
発行日
1985
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
66巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
19
終了ページ
29
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa