
| ID | 13320 |
| Eprint ID | 13320
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| フルテキストURL | |
| タイトル(別表記) | Cross-Border Cooperation in the Swiss Border Region - A Case of the interreg Program for Bodensee -
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| 著者 |
石田 聡子
岡山大学
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| 抄録 | EUでは、域内の地域間での経済的・社会的格差の是正によって共同体の経済的・社会的結束を強化することを目的とした地域政策を実施しているが、共同体イニシアチブのInterregプログラムもその一つである。
本稿の対象地域であるスイスの国境地域では、ドイツ、フランス、スイス国境地域からなるライン河上流地域、ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタインの国境地域を対象とするアルペンライン・ボーデン湖・高地ライン地域、フランス・スイス国境地域、イタリア・スイス国境地域という4つの地域においてInterregプログラムが実施されている。ライン河上流地域はバーゼルを中心とした域経済圏が構築されており、早くから国境を越えた地域間協力事業が進められてきた地域であり、それゆえ越境地域間連携組織が発展している (伊藤、2003;八木、若森、2006;丹沢、2007)。フランス・スイス国境地域では、レマン地域とジュラ地域の 2地域の間で異なる状況が観察されている。ジュネ-ヴを中心に国境を越えて都市圏が形成されているレマン地域では、Interregプログラムが実施される以前からフランス側とスイス側との間で経済的にも緊密な関係が構築されていた。これに対し、ジュラ山脈という地理的要因から相互の交流が制限されてきたジュラ地域では、Interregプログラムによる越境地域間協力を通して相互の交流が進み始めたことが指摘されている (清水、石田、2006;2007)。イタリア・スイス国境地域もアルプス山脈が自然の障害となって双方の交流が非常に限られていた地域であり、ジュラ地域と同様に、 Interregプログラムが越境地域間協力の大きな原動力となっている (石田、2007)。
本稿では、スイスが参加しているInterregプログラムのうち、ドイツ、オーストリア、リヒテンシュタイン、スイスの 4ヶ国が隣接している国境地域での越境地域間協力として、Interregアルぺンライン・ボーテン湖・高地ライン・プログラム(以下、ボーテン湖プログラム)を取り上げ、ボーデン湖周辺地域で実施されている越境地域間協力の実態を示すことにする。
対象となる地域は、ドイツ、オーストリア、スイス、リヒテンシュタインの 4ヶ国の国境地域である。 4ヶ国のうち、スイスおよびリヒテンシュタインの 2ヶ国はEU非加盟国である。また、スイスは欧州経済領域 (EEA)にも参加していないため、スイスの国境はEUおよびEEAとの境界にもなっている。よって、スイスの参加するInterreg プログラムは、 EUの域内と域外との越境協力事業でもある。
以下では、まず第 2節において、Interregボーデン湖プログラム対象地域について、地理的・経済的特性を説明する。第 3節ではInterregⅡAプログラムについて概観し、次いで第 4節ではInterregⅢAプログラムのガバナンスおよびInterreg事業について示す。
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| 発行日 | 2007
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| 出版物タイトル |
北東アジア経済研究
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| 出版物タイトル(別表記) | Studies on North-East Asian economies
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| 巻 | 6巻
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| 号 | 1号
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| 出版者 | 岡山大学大学院社会文化科学研究科
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| 出版者(別表記) | Graduate School of Humanities and Social Sciences, Okayama University
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| 開始ページ | 59
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| 終了ページ | 79
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| ISSN | 1880-8476
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| NCID | AA11923321
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| 資料タイプ |
紀要論文
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| 言語 |
日本語
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| 論文のバージョン | publisher
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| 査読 |
無し
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| NAID | |
| Eprints Journal Name | snae
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| JaLCDOI |