JaLCDOI 10.18926/54533
タイトル(別表記) De l’histoire littéraire au champ littéraire: Saisei MURO et la poésie japonaise moderne (2)
フルテキストURL bhe_011_011_032.pdf
著者 上田 和弘|
抄録 ある時代のある特定の時期に書かれ発表されたさまざまな文学テクストをながめたばあい、ときにジャンルさえ越えて、そこに流行語のようにいくつかのある特徴的な語や表現が時を同じくして出現してくることがある。それはもちろん作家(詩人)から作家(詩人)へのなんらかの影響関係がそこにあったからだとまずは考えられよう。しかしこれは必ずしもたんに一方から他方への単方向的な影響というのではなく、作家(詩人)たちのあいだで、いくつかの条件があわさって、ほとんど同時発生的にある共通ないし類似の語や表現が生まれたり用いられたりすることもあったのではないか、また、あくまで個々の作品から遡及的にしか見いだされぬとしても、そうした共通ないし類似の語や表現を生みだすことを可能にした、ある時代のある特定の時期に成立していたと想定される表現可能態の言語空間がそこに潜在していたのではないか――本稿は、その空間をピエール・ブルデューの用語を借りて「文学場」の名で呼んで、20 世紀初頭における日本の近代詩と19 世紀中葉におけるフランスの近代詩をそうした「文学場」という観点からとらえなおす試みである。
キーワード 文学場 日本近代詩 室生犀星 北原白秋 斎藤茂吉
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2015-12-30
11巻
開始ページ 11
終了ページ 32
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005838011
JaLCDOI 10.18926/53170
タイトル(別表記) De l’histoire littéraire au champ littéraire : Saisei MURO et la poésie japonaise moderne(1)
フルテキストURL bhe_010_015_034.pdf
著者 上田 和弘|
抄録  ある時代のある特定の時期に書かれ発表されたさまざまな文学テクストをながめたばあ い、ときにジャンルさえ越えて、そこに流行語のようにいくつかのある特徴的な語や表現が 時を同じくして出現してくることがある。それはもちろん作家(詩人)から作家(詩人)へ のなんらかの影響関係がそこにあったからだとまずは考えられよう。しかしこれは必ずしも たんに一方から他方への単方向的な影響というのではなく、作家(詩人)たちのあいだで、 いくつかの条件があわさって、ほとんど同時発生的にある共通ないし類似の語や表現が生ま れたり用いられたりすることもあったのではないか、また、あくまで個々の作品から遡及的 にしか見いだされぬとしても、そうした共通ないし類似の語や表現を生みだすことを可能に した、ある時代のある特定の時期に成立していたと想定される表現可能態の言語空間がそこ に潜在していたのではないか――本稿は、その空間をピエール・ブルデューの用語を借りて 「文学場」の名で呼んで、20 世紀初頭における日本の近代詩と19 世紀中葉におけるフラン スの近代詩をそうした「文学場」という観点からとらえなおす試みである。
キーワード 文学場 日本近代詩 室生犀星 北原白秋 斎藤茂吉
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2014-12
10巻
開始ページ 15
終了ページ 34
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005567852
JaLCDOI 10.18926/52191
タイトル(別表記) Notes sur les problèmes de traduction et d'interprétation d «Hérodiade/Scène»(3)
フルテキストURL bhe_009_061_078.pdf
著者 上田 和弘|
抄録 マラルメの詩「エロディアード/舞台」について、2010年刊行の日本語版『マラルメ全集』で新訳が出たのを機に、日本、欧米を問わずその数多い翻訳を調査したところ、それら翻訳のあいだに原詩の解釈をめぐって若干の見のがせない相違点があることが判明した。本稿ではまず問題の所在をあきらかにしたうえで、上記相違点を検討し、あらためて筆者自身の解釈を提示する。
キーワード マラルメ エロディアード 「舞台」 『マラルメ全集』 翻訳と解釈
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 61
終了ページ 78
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394613
JaLCDOI 10.18926/49290
タイトル(別表記) Notes sur les problèmes de traduction et d’interprétation d’«Hérodiade/Scène»(2)
フルテキストURL bhe_008_039_060.pdf
著者 上田 和弘|
抄録 マラルメの詩「エロディアード/舞台」について、2010年刊行の日本語版『マラルメ全 集』で新訳が出たのを機に、日本、欧米を問わずその数多い翻訳を調査したところ、それ ら翻訳のあいだに原詩の解釈をめぐって若干の見のがせない相違点があることが判明した。 本稿ではまず問題の所在をあきらかにしたうえで、上記相違点を検討し、あらためて筆者 自身の解釈を提示する。
キーワード マラルメ エロディアード 「舞台」 『マラルメ全集』 翻訳と解釈
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2012-12-31
8巻
開始ページ 39
終了ページ 60
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005232347