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ID 52426
JaLCDOI
タイトル(別表記)
Laterality on the Brain Function Measured by Transcranial Doppler Blood Flowmeter
フルテキストURL
著者
眞田 敏 岡山大学教育学部障害児教育講座 Kaken ID publons researchmap
藤川 由起子 岡山大学教育学部障害児教育講座
玉木 涼子 岡山大学教育学部障害児教育講座
抄録
発達障害の客観的評価法の確立を目指した研究の一環として,健常児・者における課題呈示による脳機能の左右差を経頭蓋的超音波ドプラー血流測定法(TCD) により評価するとともに,同法の有用性を検討することを目的として本研究を行った。対象は10歳から28歳の計9名の健常児・者で,エデインパラ利き手テストによる検討で全例右利きであった。TCDを用いてWISC-IIIの絵画完成カードによる課題呈示前後の血流速度と血管抵抗指数を測定し,比較検討を行った。その結果,中大脳動脈血流速度は9名中6名が右側で, 3名が左側でより大きな変化を認め,血管抵抗指数は, 9名中4名が右側で, 1名が左側でより大きな変化を認めた。エデインパラ利き手指数の結果と左中大脳動脈血流速度や血管抵抗指数の左右差との聞に一定の傾向は認められなかった。本研究で用いた課題では,両側の大脳半球機能が同時に活性化されたため,側性に関しての明瞭な結果が得られなかったものと考えられ,今後,より単純な課題の検討が妥当と思われた。
キーワード
cerebral blood flow
transcranial Doppler blood flowmetry
Iaterality
autism
出版物タイトル
岡山大学教育学部研究集録
発行日
2003-07-10
123巻
出版者
岡山大学教育学部
出版者(別表記)
Faculty of Education, Okayama University
開始ページ
101
終了ページ
105
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou