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ID 682
Eprint ID
682
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Growth Responses of Several Grapes to Root Temperatures under Forced Conditions
著者
久保田 尚浩 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
磯崎 和彦 岡山大学
島村 和夫 岡山大学
抄録
H.F.を台木とした鉢植えの1年生ブドウ4品種(‘デラウェア’,‘巨峰’,‘ネオ・マスカット’,‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’)について,12月と2月から加温条件下で地温を4段階(13,20,27,34℃)に調節した. 発芽所要日数,発芽率ともに,2月加温では品種や地温による差は小さいかほとんど認められなかったが,12月加温ではいずれの品種においても13℃区よりも20℃以上の各地温区ですぐれた,新梢生長は,いずれの品種及び加温時期においても13,34℃の両区よりも20,27℃の両区ですぐれた. 品種によるこれらの差は比較的小さかった. 420A,3306,T5BB,1202及びH.F.を台木とした7年生‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’をベンチに植え,12月から満開約20日後まで加温条件下で地温を13℃と27℃に調節した. 発芽所要日数はいずれの台木とも13℃区よりも27℃区で短縮され,発芽率もT5BB台を除いては13℃区よりも27℃区ですぐれた. 新梢生長は各台木とも13℃区よりも27℃区ですぐれた. 着穂数はいずれの台木とも13℃区よりも27℃区で多く,花穂の発育も27℃区ですぐれる傾向であった. 結実率は各台木とも13℃区よりも27℃区で高かった. 台木間でのこれらの差はいずれの地温においても比較的小さかった. 収穫時(満開後約110日)の果粒は各台木とも13℃区よりも27℃区で大きく,また13℃区ではいずれの台木とも果粒数が少なく,無種子果粒が多かった。
発行日
1985
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
65巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
1
終了ページ
8
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa