JaLCDOI 10.18926/bgeou/57999
フルテキストURL bgeou_173_031_044.pdf
著者 江原 久美子|
抄録 国吉康雄は,1931 年から1932 年にかけて帰朝した際,自らについて報じた記事をスクラップしていた。現在,そのスクラップ記事原本は福武コレクション国吉康雄アーカイブに保管されている。本稿では,そのスクラップ記事をはじめとした当時の報道記事,また当時発行された各種印刷物や手紙,写真から,帰朝中の国吉康雄の動向を検討した。その結果,国吉康雄は当時の日本の画壇から歓迎され,展覧会が大きな反応を得ていたこと,一方,日本ではアメリカの美術についてほとんど知られておらず,国吉を驚かせたことなどが改めて浮かび上がってきた。
キーワード 国吉康雄 有島生馬 藤田嗣治 福武コレクション国吉康雄アーカイブ 二科会
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2020-02-21
173巻
開始ページ 31
終了ページ 44
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006802117