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ID 12272
JaLCDOI
タイトル(別表記)
The Learning and Educational Thought for the Daily Use of the People's Livelihood by Kaibara Ekiken (1)
フルテキストURL
著者
山中 芳和 岡山大学 Kaken ID researchmap
抄録
本研究は、わが国の近世において教育を人間に必須の営みとして把握するとともに、教える側の視点から、教育のあり方についての見解を具体的に展開した貝原益軒の学問と教育論の特質を、民生日用との関連において明らかにすることを目的とする。本稿ではまず初めに、益軒の教育論が展開される時代背景の特質を考察し、益軒が太平の世を肯定的にとらえる一方、世の変化と行く末をも見据えながら、人々の安定した生き方を模索したことを指摘した。次いで益軒の学問について、「格物窮理の工夫と有用の学」の視点からその特質を考察し、益軒においては実学の内実が、広く世に益となるという観点からとらえられた事により、多様な教訓本をはじめとする著作が生み出されるにいたる事情を明らかにした。
キーワード
貝原益軒
学問と教育論
太平の世
安楽
格物窮理
有用の学
民生日用
出版物タイトル
岡山大学教育学部研究集録
発行日
2007-10-25
136巻
1号
出版者
岡山大学教育学部
出版者(別表記)
Faculty of Education, Okayama University
開始ページ
123
終了ページ
134
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou