このエントリーをはてなブックマークに追加
ID 66585
JaLCDOI
Sort Key
1
フルテキストURL
著者
山本 力 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター Kaken ID
抄録
 本論文では映画「最後の輝ける日々」を素材にして,臨死患者と援助者のターミナル期の臨床的課題(ワーク)を事例的に検討することを目的とした。キャリアウーマンである38歳の女性ジェーンは,末期癌の半年間を心理臨床家ウエンディに支えられ,自らの封印された過去と和解し,孤独な人生から輝ける人生へと変貌していった。またウエンディも未解決の過去と和解し,死の恐怖を乗り越えていった。二人の心のワークを分析した結果,ターミナル期における「安堵の課題」という準備的モーニングワークの遂行過程を確認し,新たに「書き直しの仕事」という概念を明細化した。
備考
特集:私の臨床研究
出版物タイトル
心理・教育臨床の実践研究 : 岡山大学教育学部附属教育実践総合センター心理教育相談室紀要
発行日
2004-03-31
2巻
出版者
岡山大学教育学部附属教育実践総合センター心理教育相談室
開始ページ
1
終了ページ
11
ISSN
2185-5129
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
Eprints Journal Name
oupc