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ID 58123
JaLCDOI
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10
タイトル(別表記)
A Study on the Method of Thinking Support in Social Studies: The Case of Inductive Inference
フルテキストURL
著者
髙畑 昌志 岡山大学大学院教育学研究科
山田 秀和 岡山大学大学院教育学研究科 Kaken ID publons researchmap
抄録
本研究は,社会科における思考支援の方法を明らかにすることを目的とし,思考ツールを用いた授業に着目した。特に,帰納的推論を働かせるためのアプローチについて考察を行い,以下の成果を得た。(1)先行研究では,思考ツール(クラゲチャート)の使用に関する提案がなされているものの,帰納的推論でつまずいてしまう原因,そして,つまずかないための支援方法について,十分に明らかにされているわけではないことを明確にした。(2)思考ツール(クラゲチャート)を活用した実践を行った上で,5つのつまずきのパターンを見出した。また,クラゲチャートの構造自体にその原因があることを指摘した。(3)実践の省察と授業のユニバーサルデザイン(UD)の視点をもとにして,思考支援の改善の方向性を示した。本研究では以上のような成果を得ることができたが,具体的な改善の方向性については,今後,さらに実践を行った上で検証を行うことが必要である。
キーワード
社会科 (social studies)
思考支援 ( thinking support)
帰納的推論 (inductive inference)
思考ツール (thinking tool)
出版物タイトル
岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日
2020-03-20
10巻
出版者
岡山大学教師教育開発センター
出版者(別表記)
Center for Teacher Education and Development, Okayama University
開始ページ
91
終了ページ
105
ISSN
2186-1323
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
著作権者
Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン
publisher
Eprints Journal Name
cted