JaLCDOI | 10.18926/CTED/66788 |
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タイトル(別表記) | Development of Japanese Language Materials to Support Tandem Learning: Focus on Task Types |
フルテキストURL | cted_014_297.pdf |
著者 | 末繁 美和| |
抄録 | 本稿では,日本人学生および留学生間のタンデム学習用の日本語教材の開発および教材を用いた実践について報告する。言語教師ではない母語話者同士の自律的な文化および言語の学び合いを支援するため,「意味」に焦点が当たるタスクベースの中級入門レベルの教材開発を行った。具体的には,(1)情報交換タスク,(2)比較・分析タスク,(3)協同タスクの順に配列し,認知的負荷や意味交渉の量が段階的に増える構成とした。開発した教材を用いたタンデム学習の実践において,参加者から教材の構成やトピックに関し高い評価が得られた。一方で,タスク遂行中のやり取りを分析したところ,難易度が高い協同タスクにおいて,留学生の理解度が低く,意思決定のプロセスへの関与が不十分な事例が観察された。 |
キーワード | タンデム (Tandem learning) 教材開発 (development of Japanese language materials) 自律学習 (autonomous learning) タスク (tasks) 視点表現 (perspective expressions) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2024-03-29 |
巻 | 14巻 |
開始ページ | 297 |
終了ページ | 308 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2024 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/63319 |
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タイトル(別表記) | A Study of Online Practice Teaching in a Japanese Teacher Training Course: Developing Pedagogical Knowledge and Competence Required in Japanese Teaching |
フルテキストURL | cted_012_359.pdf |
著者 | 末繁 美和| |
抄録 | 本稿は,日本語教育副専攻コースにおいて,日本語教師に求められる資質・能力を養うことを目的とし行ったオンラインによる教育実習の実践報告である。オンライン実習において,1)実習生がどのような気づきや学びを得たか,2)問題点や改善すべき課題は何か,の2 点について考察するため,実習生の振り返りレポートをKJ 法を用いて分析した。その結果,①授業・教材作りに関する技術,②状況・相手に応じたやり取りの技術,③学習者の視点・背景の理解,④言語教育者としての態度,⑤精神面のセルフコントロールの5つのカテゴリーに関する気づき・学びならびに実施上の問題が観察されることが分かった。 |
キーワード | 日本語教育副専攻コース(Japanese teacher training course) 教育実習(practice teaching) オンライン(online) 振り返りレポート(reflective reports) 気づきと学び(awareness and learning) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2022-03-30 |
巻 | 12巻 |
開始ページ | 359 |
終了ページ | 373 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2022 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/58039 |
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タイトル(別表記) | The Impact of Topic Selection on the Use of Viewpoint Expressions An Analysis of Native Japanese Speaker Narratives |
フルテキストURL | biess_4_101_111.pdf |
著者 | 末繁 美和| |
抄録 | 本研究では、日本語母語話者11 名に10 のトピックに関するパーソナル・ナラティヴを実施し、視点表現の出現傾向について分析を行った。分析の結果、日本語教科書で、迷惑や被害を表す表現として導入される受身表現に加え、移動表現についても他者から受けた不快な行為を描写する際に用いられることが分かった。また、使役表現は、典型的な強制の意味よりは、授受表現「てもらう」との組み合わせで感謝を示す際に用いられていた。以上の結果から、教科書で視点表現が扱われているトピックと日本語母語話者の使用が認められたものが必ずしも一致しないことが示された。 |
キーワード | 視点表現 トピック ナラティヴ 日本語母語話者 日本語教科書 |
出版物タイトル | 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要 |
発行日 | 2019-12-30 |
巻 | 4巻 |
開始ページ | 101 |
終了ページ | 111 |
ISSN | 2432-9665 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006812105 |