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ID 10946
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著者
尾上 雅信 岡山大学 Kaken ID publons researchmap
抄録
本稿では、ビュイッソンの公教育思想を検討する基礎的作業の一環として、1886年および1889年の二つの論考を素材に、彼が1880年代教育改革をどのようにとらえ、また一般に説明しようとしていたかという点を検討した。その結果、(1)1880年代教育改革をフランス革命の理念の実現ととらえたこと、(2)とくに教育の世俗化の進展を重視し強く説明していたこと、(3)改革の実質的推進主体を教員とし、80年代教育改革は教員の資質向上のための条件整備を行うとともに、「教育的使命」を抱かせようとするものであった点を強調して説明していたことなどの特徴をあきらかにした。
キーワード
ビュイッソン
第三共和制
ジュール・フェリー改革
ゴブレ法
出版物タイトル
岡山大学教育学部研究集録
発行日
2006
132巻
1号
出版者
岡山大学教育学部
出版者(別表記)
Faculty of Education, Okayama University
開始ページ
91
終了ページ
102
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou