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ID 63463
フルテキストURL
著者
村井 良介 岡山大学教育学域 Kaken ID researchmap
抄録
本研究は、戦国期の大名分国の領域支配のあり方から、権力構造の特質を明らかにすることを目的としている。戦国大名権力については、「家中」に対する支配と、大名「家中」に包摂されない自立的な戦国領主(国衆)に対する支配の「二重構造」が指摘されるが、自立的な戦国領主による「領」支配と、大名が「家中」や一門から任命した支城主による支城領支配には共通性もみられ、支城主が一定の自立性をもつ場合もある。こうした自立的な領域支配は、大名の分国支配・防衛のための必要性から生じる側面があり、そこに戦国期の権力構造の特質を見出すことができると考える。よって、その観点から戦国領主と支城主を分析することで、大名権力の構造の解明を試みるものである。
備考
第2版
発行日
2022-05-07
資料タイプ
図書
言語
日本語
OAI-PMH Set
岡山大学
論文のバージョン
publisher
ライセンス
https://creativecommons.org/licenses/by/4.0
助成機関名
日本学術振興会
助成課題名
戦国大名分国およびその周辺地域における領域支配の研究
助成番号
26770222
Pages
23p