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ID 708
Eprint ID
708
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Effect of Weight Loss Prior to Cold Strage on Chilling Sensitivity in Eggplant Fruit
著者
中村 怜之輔 岡山大学
藤井 誠記 山口県農業改良普及所
稲葉 昭次 岡山大学
伊東 卓爾 近畿大学附属農場
抄録
ナス果実を2%までの範囲で種々の程度の減量処理を行った後,5℃で7日間の低温貯蔵を行い,その後20℃又は25℃に昇温してピッティング発生及び鮮度変化を調査した. さらに,減量後に吸水によって重量を復元させた後,同様の調査を行った. その結果,低温貯蔵前に0.5%程度減量させることによって,低温障害抑制効果が認められた. この効果は,減量後吸水によって重量を復元してもなお継続して認められた. 1%以上の減量を行うと障害抑制効果はみられなくなった. 1%又は2%減量後に吸水復元させると,0.5%減量までの復元で,障害発生はある程度抑制される傾向がみられた. このようなことから,ナス果実では低温貯蔵前の軽い水分減少は低温耐性を高くする方向に作用すること,低温耐性は単に含水量だけではなく,組織間の水の動きに密接に関係していることが推察された。
キーワード
ナス果実
貯蔵
低温耐性
水分減少
発行日
1986
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
68巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
19
終了ページ
25
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa