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ID 13390
Eprint ID
13390
フルテキストURL
118_225.pdf 3.48 MB
著者
荻野 景規 岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 公衆衛生学 Kaken ID publons researchmap
抄録
種々の機序により産生された活性窒素種 (reactive nitrogen species) によるチロシン残基のニトロ化による3-ニトロチロシン (3-NT) の生成は, 蛋白質の翻訳後修飾の一つとして広く認められている.種々の炎症性疾患組織では, 一酸化窒素・二酸化窒素・ペルオキシナイトライトといった活性窒素種が異なる機序で産生され, 3-NTの産生に関与している. チロシンニトロ化蛋白質の同定や, 蛋白質分子中のチロシンニトロ化部位が決定できるようになり, 蛋白質の寿命, 蛋白質問相互作用に対する悪影響, 蛋白質機能喪失との関連づけが可能になってきた. 測定法としては, 免疫組織化学的手法, ウェスタンブロッティングによる半定量法から, ELISA, HPLC-ECD, LC-MS/MS, GC-MS/MSを用いた定量的な方法がある. 本総説では, 3-NTについて, その生成機序, 測定方法, 予防医学的応用を述べる.
キーワード
3ンニトロチロシン
活性窒素種
翻訳後修飾
備考
総説
発行日
2007-01-04
出版物タイトル
岡山医学会雑誌
出版物タイトル(別表記)
Journal of Okayama Medical Association
118巻
3号
出版者
岡山医学会
出版者(別表記)
Okayama Medical Association
開始ページ
225
終了ページ
234
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489
資料タイプ
学術雑誌論文
オフィシャル URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/joma1947/118/3/118_3_225/_article/-char/ja/
関連URL
http://www.okayama-u.ac.jp/user/oma/
言語
日本語
著作権者
Copyright© 岡山医学会
論文のバージョン
publisher
査読
有り
Eprints Journal Name
joma