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ID 13242
JaLCDOI
Sort Key
5
タイトル(別表記)
The Actual Condition of Rural Finance and the Role of Microcredit in Bangladesh : The Case of Boira and Kashahar Villages, Bogra District
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著者
ラマン モハマド アルマヌ 岡山大学
抄録
1987年に実施されたバングラデシュ統計局による全国金融調査によれば、農村金融に占める制度金融の割合は 3分の 1程度であった。この割合はきわめて低い水準である(藤田幸一、1995、pp.1)。 バングラデシュの特殊銀行である農業銀行(Bangladesh Krishi Bank)、ショナリ銀行など国営商業銀行、政府機関、協同組合、NGO、グラミン銀行をすべて合わせても、農村世帯の借入件数の28%、借入金額の36%を占めているにすぎない。残りはいわゆる貸金業者、友人・親戚から借入となっている。これらは非制度金融と呼ばれ、以下のような二つ取引形態を持っている:(1)農地用益権の移転を代償とする取引、 (2)農地用益権の移転を代償としない取引 (藤田幸一、199、pp.18.23)。 本稿の目的は、まず筆者のボイラ村とカシャハル村で行った調査を通じてバングラデシュの農村の非制度金融の実態を明らかにし、次に同調査を通じて明らかになった両村のマイクロクレジットの現 状を整理し、両村の比較を行った上で、バングラデシュの農村金融制度の実態とマイクロクレジットの役割について述べることである。
出版物タイトル
岡山大学大学院社会文化科学研究科紀要
発行日
2007-11
24巻
1号
出版者
岡山大学大学院文化科学研究科
出版者(別表記)
Graduate School of Humanities and Social Sciences, Okayama University
開始ページ
49
終了ページ
63
ISSN
18811671
NCID
AN10487849
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
著作権者
岡山大学大学院社会文化科学研究科
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
hss