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ID 587
Eprint ID
587
フルテキストURL
著者
三宅 靖人 岡山大学
宮田 将彦 岡山大学
花房 徳治 岡山大学
抄録
水稲の栽培においてケイ酸質肥料は,通常元肥として施肥されている。しかし水耕法による試験の結果,水稲は生殖生長期に十分なケイ酸を与えれば,全生育期間にケイ酸を与えた場合に匹敵するする収量をあげたという報告がある。そこでケイ酸質肥料の施肥時期が生産段階の水稲の生育に及ぼす影響について検討を行った。ケイカルを多量(200kg/10a)に生殖生長期に施用した区は,同量のケイカルを栄養生長期に施用した区に比べ,栄養生長期に決定される穂数は低下したが,登熟歩合及び一穂粒数の増加により,精玄米重の増加が認められた。収穫時における水稲のケイ酸含有率は,ケイ酸質肥料を生殖生長期に施用した場合が,栄養生長期に施用した場合にくらべて高い値を示し,水稲は栄養生長期に比べ生殖生長期により多くのケイ酸を吸収する傾向が認められた。
発行日
1990-03-20
出版物タイトル
岡山大学農学部農場報告
出版物タイトル(別表記)
Bulletin of the Research Farm, Faculty of Agriculture, Okayama University
12巻
出版者
岡山大学農学部附属農場
出版者(別表記)
Research Farm, Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
1
終了ページ
5
ISSN
0910-8742
NCID
AN00149012
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
bfsc