越智 浩二
岡山大学中央検査部
Chowdhury, Riaz
岡山大学臨床検査医学
一村 光子
岡山大学臨床検査医学
松村 直樹
岡山大学中央検査部
田中 淳太郎
岡山大学中央検査部
山本 良一
岡山大学第2外科
原田 英雄
岡山大学臨床検査医学
横田 聡
岡山大学三朝分院内科
保崎 泰弘
岡山大学三朝分院内科
谷崎 勝朗
岡山大学三朝分院内科
膵の線維化は慢性膵炎に特徴的な病理組織所見の一つであるが,その発生機序については不明な点か多い。慢性膵炎はいったん発症すれば,進行性かつ非可逆性であるとされるが,その非可逆性に膵の線維化が関与するとされる。膵の線維化の発生機序を明らかにし,線維化に対する根本的な治療法の確立が望まれるところである。そこで,本稿では今後の膵の線維化の研究課題を明らかにする目的で,現在までの膵臓線維化の発生機序に関する知見を整理した。
膵臓 (pancreas)
線維化 (fibrosis)
サイトカイン (cytokine)
慢性膵炎 (chronic pancreatitis)