REPO

岡大三朝医療センター研究報告 65巻
1994-09 発行

女性の骨塩量の変化と骨粗髭症の予防治療

小林 靖明 岡山大学医学部附属病院三朝分院産婦人科
中桐 善康 岡山大学医学部附属病院三朝分院産婦人科
石田 理 岡山大学医学部附属病院三朝分院産婦人科
中井 睦郎 岡山大学医学部附属病院三朝分院放射線室
穐山 恒雄 岡山大学医学部附属病院三朝分院放射線室
Publication Date
1994-09
Abstract
当科では3年ほど前よりQCT法を用いて骨塩量測定を行い,骨粗鬆症の管理治療を行っている。264名の測定値について分析をしたところ,40歳頃から60歳にかけて急速に低下すること,肥満度が増すにつれ骨塩量も増加する傾向がみられた。また,閉経前に卵巣を両側摘出した場合ホルモン補充療法を行っているが,卵巣を温存した場合と差がでなかった。治療に結合型エストロゲンを用いた群の12カ月後の骨塩量の増加率は,任用しなかった群にくらべ有意の差があった。
Keywords
骨塩量 (Bone mineral density)
骨粗鬆症 (osteoporosis)
ホルモン補充療法 (HRT)
ISSN
0918-7839
NCID
AN10430852
NAID