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ID 235
Eprint ID
235
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タイトル(別表記)
Studies on thc Ecological Adapation of Lettuce : III.The Ecological Adaptation of Great Lakes 54 in the Growth Cabinet in which the Temperature is Controlled
著者
渋谷 茂 岡山大学
木下 恵介 岡山大学
抄録
1)1966年4月1日より1967年5月30日迄3回にわたり制御環境下(コイトトロン使用)において温度および日長がレタス(Great Lakes 54)の生育におよぼす影響について実験を行なった. 2)高温環境下では葉は細長く薄く淡緑花するが,低音環境下では葉に巾広く葉肉厚く濃緑色となる. また高温環境では低温環境下に比べ初期生育は促進するが,生育が進むにしたがい栄養生長相から生殖生長相への移行が早くなり栄養生長は制御される. この場合夜温の低音は栄養生長相を良好にするのに役立ち,短日環境は長日環境に比べ生長量を減少させる. 15℃,20℃,25℃,25℃(昼)→15℃(夜)の各区につぎ自然短日環境下(冬)のものと自然長日環境下(春~夏)のものとを比較すると,処理後60日目の全重量において前者は後者よりそれぞれ劣っている. また10℃の低温でもある程度の生育が行なわれるが,処理後60日目における生青量は15℃におけるものに比べ約半分位であった. 3)処理後30日目におけるものに外葉の全窒素,全糖質,乾物重の定量を行なったが,温度の高い試験区程全窒素はある程度増えるのに対し,全糖質,乾物重は減少し,その結果C~N率は温度の上昇とともに減少した. 4)根の生育は温度が高い程抑制され,25℃では極端に不良となり,10℃では最も良好であった. 5)高温および長日は茎の伸長および花成を促進し,低温および短日はこれを抑制する. 夜温の低温もまた茎の伸長および花成を抑制する. また短日は結球開始を促進するものと思われる. 6)レタス Great Lakes の栽培に最も都合の良い温度は平均温度で17℃~18℃推定されるが,この場合昼間温度が多少高くても,夜温が低ければ,その影讐は相殺される結果となる。
発行日
1968
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
32巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
25
終了ページ
34
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa
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