Journal of Okayama Medical Association
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急性膵臟壞死の死因に関する実験的研究 第1編

八塚 陽一
Thumnail 64_1423.pdf 1.55 MB
Abstract
私は急性膵臟壞死の死因に関して,其の本態が不明で古来議論の中心であつた蛋白分解産物と想像せられる或種の毒素に就て研究し,実験的に本病を惹起させた犬の各種の臟器や体液に,Histaminが著しく増加し又は新生する事を証明した.此の事実は本症の劇烈な虚脱様症状を説明するのに重要な意義を持つている.其のHistaminの由来は壞死に陷つた膵臟から一次的に生ずるのみではなく,尚他の要因,例えば血行中に吸收された膵酵素が組織に作用する為,又は二次的急性腹膜炎の為生ずる事も,重視されねばならないと考えられる.
ISSN
0030-1558
NCID
AN00032489