Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

母親付き添いによる小児の長期入院が家族に及ぼす影響 ―登園・登校拒否をきたした病児の同胞6名の家族状況―

Ohta, Niwa
Abstract
母親が病気の子どもに1か月以上付き添う場合の家に残されている同胞への影響について研究を行ってきた。今回、その同胞172ケースのうちで登校拒否があった6ケースについて子どもの特徴、家族構成、家族状況等を検討した。その結果、6ケースのうち3ケースが9歳の女児であった。同居家族は1ケースで、他は核家族であった。この同胞たちは、「笑顔がなくなる」、「寂しそうな表情をする」など何らかの精神的不安を表していた。登校拒否の始まった時期は全て入院後1か月未満の時であった。登校拒否が一時的でなく、退院後にも長びいたケースは父親と女児のみが家に残されていた。このような結果から核家族が多い現在小児看護を行う場合、残された同胞への配慮を早期から行いながら病児や母親の援助を行うことが重要である。
Keywords
付き添い
長期入院 (hospitalization)
家族状況 (mother, family)
同胞
登校拒否 (refusing to go to school)
ISSN
0917-4494
NCID
AN10355371