Bulletin of Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School
Published by Faculty of Health Sciences Okayama University Medical School

<Formerly known as>
岡山大学医療技術短期大学部紀要 (1巻-9巻)

学生自己評価による基礎看護技術到達速度の平成2年度カリキュラム改正前後での比較

Maeda, Makiko
Kondo, Masuko
Ohta, Niwa
Nakanishi, Yoshiko
Takabatake, Harumi
Takata, Setuko
Abstract
平成2年度改正の新カリキュラムで学んだ学生と旧カリキュラムで学んで学生間に、卒業時の基礎看護技術の到達度に違いがあるかを明らかにするために、看護技術の基本的要素、日常生活の援助技術、診療時の援助技術の49項目の到達度について、3年制課程の3年生に質問紙調査を行った。対象者全体では、到達度の上位10位以内に日常生活の援助技術項目の37%が含まれ、到達度の下位10位以内に診療時の援助技術項目の37%が含まれていた。新カリキュラム群と旧カリキュラム群の比較では、21項目に有意差があった。新カリキュラム群の高い15項目は日常生活の援助技術と看護技術の基本的要素に関するものが多く、旧カリキュラム群が高い6項目は診療時の援助技術が多かった。カリキュラム改正に関係なく、日常生活の援助技術の到達度は高く診療時の援助技術は低い傾向にあったが、カリキュラム改正後はその傾向が強まり、さらに看護技術の基本的要素の到達度はカリキュラム改正後に比較的高くなっていることが明らかになった。新カリキュラムでは臨地実習時間を削減しているが、基礎教育で重視する日常生活の援助技術と看護技術の基本的要素は習得できていると考えられる。
Keywords
基礎看護技術 (the basic skills in nursing practices)
到達度の学生評価 (students' perception of their acquirement)
カリキュラム改正 (curriculum revision)
ISSN
0917-4494
NCID
AN10355371