21 世紀の教員養成の課題に向け,変化の激しい時代を生き抜くため,質の高いコミュニ
ケーション的行為の在り方を実践し,“真実の学び”を構築する必要がある。そのために本稿では,地域伝統文化継承への参加型教育学習の事例をもとに,課題解決を中心としたコミ ュニケーション的行為の教育原理を多面的な角度から考察し,未来社会に向けた学校教育及び,教員養成課程における「真正な学び」に関する教育原理を明らかとした。
また,地域伝統文化継承の教育実践事例と教育職員養成審議会答申(1999)の内容から,今日の学校教育,教師教育に必要な教育原理を考察し,コルト・ハーヘンらの理論をもとにし,今日の人間力を培うための教員養成と「真正な学び」に向けたコミュニケーション的行為の集団的学びに関する教育方法について示唆した。
「タテ」「ヨコ」の繫がり ("Vertical" and "horizontal" Independent)
課題発見と課題解決 (Problem discovery and problem solving)
自己実現 (Self-actualization)
郷土愛に関する道徳性 (Morality about hometown love)