Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

歌唱授業における指揮の役割について(1)― 合唱のオンライン授業での取り組みを手掛かりとして ―

Mushiaki, Masako Graduate School of Education, Okayama University Kaken ID researchmap
Published Date
2021-11-26
Abstract
本研究は,コロナ禍にオンラインで行った合唱授業での経験から,指揮の有効性に注目し,合唱授業における指揮の役割について論じるものである。オンラインで合唱授業を実施するに際して,これまでの通常の授業では,あまり採用することのなかった練習法を取り入れてみた。その結果,次の様な合唱の練習法に関して新たな知見を得た。即ち,指揮者を見て歌唱することは,受講生全員が一体となって音楽を共有できる作用が高まること,ハミングで歌唱することは,響きの向上を自覚できる効果が高いこと,パソコンに保存されたパートの音声を利用した二重唱の練習は,実際の合唱に近い感覚が得られることの3点である。これらの事例の中から特に合唱指揮に着目し,合唱受講生を対象に,合唱指揮に関する比較調査を実施した。調査結果をもとに確認できたことは,歌っている間,合唱者は,指揮者の手の動きを注視しているのみならず,顔の表情,口の動き,身体全体の動きについても,指揮者の手の動きと同程度に注意を払っているということである。
Keywords
指揮
役割
コロナ禍
授業
合唱
Note
研究論文(Articles)
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
JaLCDOI