Bulletin of Graduate School of Education, Okayama University
Published by Graduate School of Education, Okayama University

Tao Yuanming’s “Taohuayuanji” and “Taohuayuanshi” : A Study of Their Relationship

Tsuchiya, Satoshi Graduate School of Education, Okayama University Kaken ID publons researchmap
Published Date
2021-11-26
Abstract
陶淵明「桃花源記」は高校国語教科書に多く採用される教材であるが,近年,この作品と表裏一体をなす「桃花源詩」を補助的に利用しようとする提案が出されている。しかし,「詩」がどのような形で「記」に関わっているのか,本文に則した検証は未だ充分ではない。そこで,まず清の陶澍注『靖節先生集』十巻のほか,南宋・元の諸本における収録状況を調査し,両者の緊密な関係について確認した。次いで「詩」を中心に見ながら,「記」との関連について分析を加えた。その結果,「詩」は推測や想像を交えて桃花源の日常を描くものであり,「記」はその空想の素材という関係が明らかとなった。それは「記」に新しい価値を見出すことでもあり,この点に「桃花源詩」を援用する意義があると結論づけた。
Keywords
陶淵明
「桃花源記」
「桃花源詩」
補助的教材
Note
研究論文(Articles)
ISSN
1883-2423
NCID
AA12338258
JaLCDOI