JaLCDOI 10.18926/bgeou/66714
タイトル(別表記) A Study on a Cooperation Procedure to Construct Whole and Annual Guidance Plans of Care and Education in a Nursery School for Children Aged Zero to Two
フルテキストURL bgeou_185_133_146.pdf
著者 横松 友義|
抄録  0~2歳児対象保育施設において,カリキュラム・マネジメントの実現可能な,保育目標の明確化から保育の全体的な計画及び年間指導計画の作成までを一度に効率的に行うためには,次の事項を遂行する必要があるといえる。⑴園の保育実践に関する累積資料から保育の全体的な計画及び年間指導計画を作成する,⑵保育のねらい・内容に関する国の基準を実現できる見通しを得る,⑶不足している保育内容の内で当面着手する必要のある事柄を明確にする,⑷作成された全年間指導計画と当面着手する事柄を踏まえて,食育・保健・安全の年間計画を作成する,⑸教育基本法の観点から,明確化された保育目標を検討し,修正が必要な場合修正する。本研究では,これらの事項を遂行できる研究者の協働手順を,0~2歳児対象保育施設Aでのアクションリサーチを通して定式化している。
キーワード カリキュラム・マネジメント 0~2歳児対象保育施設 保育の全体的な計画 年間指導計画 研究者の協働手順
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2024-02-22
185巻
開始ページ 133
終了ページ 146
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/64185
タイトル(別表記) The Curriculum Management Training Necessary for Kindergartens, Nursery Schools, and Certified Centers for Early Childhood Care and Education in Japan Today
フルテキストURL bgeou_181_047_056.pdf
著者 横松 友義| 紺谷 遼太郎| 前田 信美|
抄録 本研究では,2016 年公表の中央教育審議会答申に基づいて,現在の幼稚園,保育所,認定こども園におけるカリキュラム・マネジメントの特徴を明らかにした上で,それらにおいて必要とされるカリキュラム・マネジメント研修について考察している。まず,保育者に,所属保育施設の保育の全体的計画において,保育の目標・ねらい・内容の連関性が確保できていないことや国のカリキュラム基準に示される保育の内容のすべてが含まれていることを保証できていないことを認識できる研修が必要である。次に,体験的に,本格的なカリキュラム・マネジメントの具体的実現手順を理解する研修が必要である。さらに,職員をその研修全体を自律的に行うことのできる人材に育成する研修が必要である。
キーワード カリキュラム・マネジメント 幼稚園 保育所 認定こども園 研修
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2022-11-25
181巻
開始ページ 47
終了ページ 56
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/CTED/61577
タイトル(別表記) A Proposed Procedure for Explaining to the Staff of a Center Comprising a Kindergarten and a Nursery School about Their Goals of Early Childhood Education and Care
フルテキストURL cted_011_237_246.pdf
著者 紺谷 遼太郎| 横松 友義|
抄録 本研究の第1の目的は,幼保連携型認定こども園で,職員に対して明確化された教育及び保育の目標について説明する手順において,幼稚園及び保育所で開発された教育ないし保育の目標の説明手順に関する関連先行研究成果が援用できることを検証することである。さらに,第2の目的は,説明時間の短縮が可能であることを検証することであり,第3の目的は,説明者になれる条件をさらに限定し,そのことが可能であることを検証することである。本研究におけるアクション・リサーチによって,これら三つの検証がなされている。
キーワード 幼保連携型認定こども園 (a center comprising a kindergarten and a nursery school) カリキュラム・マネジメント (curriculum management) 教育及び保育の目標 (goals of early childhood education and care) 職員への説明手順 (procedure for explaining to the staff)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2021-03-22
11巻
開始ページ 237
終了ページ 246
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/61003
フルテキストURL bgeou_175_069_083.pdf
著者 横松 友義|
抄録  本研究では,幼稚園カリキュラム・マネジメントの実現できる教育課程及び年間指導計画を編成・作成し,さらに,それらを実施し評価し改善し再編成・作成することができているA私立幼稚園においてアクション・リサーチを実施し,その実施段階において,教材開発と協働性創造を推進するための研究者の協働手順を開発している。その上で,この教材開発及び協働性創造の加速過程において,システム思考の重要性の理解,システム思考の開始,対話の中での学びの積み重ねと教諭相互の信頼感の強化,リーダーシップの分散,無理のない形での取り組みの実施が見いだされたことを報告している。
キーワード 幼稚園 カリキュラム・マネジメント 実施 教材開発 協働性
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2020-11-27
175巻
開始ページ 69
終了ページ 83
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006937492
JaLCDOI 10.18926/CTED/58132
タイトル(別表記) Studying a Procedure to Clarify the Goals of Education and Care in Centers for Early Childhood Education and Care Consisting of Kindergartens and Nursery Schools
フルテキストURL cted_010_199_213.pdf
著者 紺谷 遼太郎| 横松 友義|
抄録 本研究では,保育所及び幼稚園における関連先行研究成果を援用して,幼保連携型認定こども園カリキュラム・マネジメントを実現可能にする教育及び保育の目標を明確化することにより,その有効性について検討した。その結果,関連先行研究成果の援用は,国の保育・教育課程基準の変更や対象園の状況に応じて必要な手順を加えれば可能であると考えられた。そして,幼保連携型認定こども園の教育及び保育の目標の明確化手順と関連先行研究成果の手順とを比較・検討することにより,それらとの共通点及び相違点について考察した。その結果,現時点では、保育所における保育目標の明確化手順とは共通することになり,幼稚園の保育目標の明確化手順とは,目標案の検討・修正の観点に,養護の観点が入ってくる点が異なることになると考えられた。
キーワード 幼保連携型認定こども園 (a center for early childhood education and care consisting of a kindergarten and a nursery school) 教育及び保育の目標明確化 (a procedure to clarify the goals of education and care) カリキュラム・マネジメント (curriculum management)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2020-03-20
10巻
開始ページ 199
終了ページ 213
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2020 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56925
タイトル(別表記) Developing a Procedure for Cooperation between a Researcher and Kindergarten Staff to Carry Out the Plan-Do-Check-Act Cycle in Standard Curriculum Management
フルテキストURL bgeou_171_063_073.pdf
著者 横松 友義|
抄録  本研究では,幼稚園カリキュラム・マネジメントを実現できる教育課程及び年間指導計画の編成・作成を行っているA私立幼稚園においてアクション・リサーチを実施して,それらのDCAP(実施─評価─改善─計画)過程を実現するための研究者の協働手順を開発している。その上で,実効のある保育目標を明確化するための研究者の協働手順と,幼稚園カリキュラム・マネジメントを実現できる教育課程及び年間指導計画を編成・作成するための研究者の協働手順に関する先行研究成果と,本研究でのアクション・リサーチの成果とを整理して,幼稚園カリキュラム・マネジメントにおける教育課程のPDCAサイクルを実現するための研究者の協働手順を定式化している。
キーワード 幼稚園 カリキュラム・マネジメント 教育課程 PDCAサイクル 協働
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2019-07-26
171巻
開始ページ 63
終了ページ 73
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006711418
JaLCDOI 10.18926/CTED/56561
タイトル(別表記) The Contents and the Identity of Legal Provisions on Curriculum Management in a Center for Early Childhood Education and Care, Consisting of a Kindergarten and a Nursery School
フルテキストURL cted_009_309_322.pdf
著者 紺谷 遼太郎| 横松 友義|
抄録  2018年度から,わが国の幼保連携型認定こども園では,三つの側面をもつカリキュラム・マネジメントが導入されている。そこで本稿では,幼保連携型認定こども園におけるカリキュラム・マネジメントに関する法的規定の内容を整理したうえで,幼稚園及び保育所におけるカリキュラム・マネジメントに関する法的規定の内容と比較することで,その独自性を明らかにした。
キーワード カリキュラム・マネジメント 幼保連携型認定こども園
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2019-03-20
9巻
開始ページ 309
終了ページ 322
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56361
タイトル(別表記) Developing a Procedure for Researcher’s Cooperation with Kindergarten Staff to Construct Curricula and Annual Guidance Plans for Standard Curriculum Management
フルテキストURL bgeou_169_001_014.pdf
著者 横松 友義|
抄録  2018 年度から,わが国の幼稚園には,三つの側面をもつ本格的なカリキュラム・マネジメントが導入されている。このカリキュラム・マネジメントを実現するためには,国の教育課程基準の実現と特色のあるカリキュラム創りを可能にする,自園の保育の目標・ねらい・内容の連関性を確保することが,不可欠になる。本稿では,本格的なカリキュラム・マネジメントを実現できる実効のある保育目標をすでに明確化している2私立幼稚園において,アクション・リサーチを実施して,このカリキュラム・マネジメントを実現できる教育課程及び年間指導計画を編成・作成するための研究者の協働手順を開発している。
キーワード カリキュラム・マネジメント 幼稚園 教育課程 年間指導計画 研究者 協働
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2018-11-28
169巻
開始ページ 1
終了ページ 14
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006543383
JaLCDOI 10.18926/bgeou/55477
タイトル(別表記) A Researcher’s Cooperation Design to Enable Kindergarten Staff Conduct Standard Curriculum Management
フルテキストURL bgeou_166_041_051.pdf
著者 横松 友義|
抄録 本稿では,三つの側面を持つ本格的なカリキュラム・マネジメントを各幼稚園現場で成立させることを目指し,まず,現場に必要とされる思考の仕方について考察し,その上で,必要になると考えられる研究者の協働を構想する。すなわち,本格的なカリキュラム・マネジメントを成立させるためには,各幼稚園において,国の教育課程基準の実現と園の特色のあるカリキュラム創りを両立させようとする思考の仕方と,自園の保育全体を保育方法の一つの理論体系ととらえて実践し発展させるという思考の仕方が必要になると考えられる。したがって,各幼稚園現場が,この二つの思考の仕方を効率的に習得し,本格的なカリキュラム・マネジメントを成立させるための研究者の協働手順全体を先行研究成果を活用しながら構想する。
キーワード カリキュラム・マネジメント 幼稚園 研究者 協働 構想
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2017-11-28
166巻
開始ページ 41
終了ページ 51
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006368126
JaLCDOI 10.18926/bgeou/55475
タイトル(別表記) The Recognition of The Childminder Choice Student about The Information Appliance Utilization in The Preschool Education
フルテキストURL bgeou_166_021_030.pdf
著者 片山 美香| 岡崎 順子| 西山 修| 横松 友義| 梶谷 信之| 髙橋 敏之|
抄録 In this study, we clarified how a childminder choice student understood the use of the information appliance for preschool education. Specifically, we performed a cluster analysis based on student responses that we obtained by Silent Dialogue, and analyzed the answers both quantitatively and qualitatively. Based on the results, we considered methods for increasing effectiveness of future practice. In addition, for training subjects such as“preschool education methods,” we piloted some concrete practices to consider the best approaches for teaching. Finally, the results of this study are discussed and future problems are described.
キーワード early childhood education information appliance the childminder choice student recognition Silent Dialogue
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2017-11-28
166巻
開始ページ 21
終了ページ 30
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006368124
JaLCDOI 10.18926/bgeou/55288
タイトル(別表記) A Study on Ohba Makio’s 1974 Theory of Framework for Early Childhood Care and Education
フルテキストURL bgeou_165_001_009.pdf
著者 横松 友義|
抄録  本稿では,1974 年公表の大場牧夫の保育構造論について,彼の保育構造論の成立・発展史の中に位置づけた上で,その成果に基づきつつ,また,先行研究の成果も参考にしながら,新たな視点を加えて,再分析し再考察している。1974 年公表の大場の保育構造論は,彼の保育目的を実現するであろう三層構造カリキュラムを成立させた最初の保育構造論である。その中には,保育目的を実現できる保育者の働きかけ全体を確実に生み出すための基本的な考え方と諸工夫が示されている。また,その基本的な考え方を示す三層六領域構造は,あくまで基本的な考え方であり,この分け方ではとらえられない例外的なものも認めようとする柔軟性のあるものである。
キーワード 大場牧夫 保育構造論 保育内容構造論 教育課程の構造 カリキュラム・マネジメント
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2017-07-28
165巻
開始ページ 1
終了ページ 9
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006331943
JaLCDOI 10.18926/bgeou/54486
タイトル(別表記) Developing a Procedure for the Staff of Private, Individual Kindergartens to Learn about Their Effective Educational Goals
フルテキストURL bgeou_162_059_069.pdf
著者 横松 友義|
抄録  本稿では,私立幼稚園2園におけるアクション・リサーチをとおして,ほとんどすべての職員が,園の実効のある保育目標についての理解を強化したり広げたり深めたりできると共に,その保育目標について価値を実感したりその実現のための保育実践に意欲ないし前向きさを示したりできる職員研修手順を開発する。開発された手順は,次の通りである。職員研修講師は,その園の実効のある保育目標明確化で協働した保育目標研究者とし,配付資料には,教育基本法における幼児教育の目的及び学校教育法の幼稚園教育の目的・目標についての説明内容と,その内容を背景に持って成立した実効のある保育目標のすべてを示す。保育目標のそれぞれについて説明する時には,必ずその達成のための具体的実践例をあげる。これらを共通部分とした上で,講演時間と園の状況に応じて,実際の研修内容を構成する。
キーワード 私立幼稚園 カリキュラム・マネジメント 実効のある保育目標 職員研修 手順
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2016-07-28
162巻
開始ページ 59
終了ページ 69
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005825841
JaLCDOI 10.18926/bgeou/54230
タイトル(別表記) Developing a Procedure to Explain Effective Educational Goals Set by Individual Private Kindergartens to the Children’s Guardians
フルテキストURL bgeou_161_035_042.pdf
著者 横松 友義|
抄録 本研究では,実効のある保育目標に関して,すでに明確化している私立幼稚園におけるアクション・リサーチによって,出席保護者の過半数がそれらの保育目標に価値を実感したり保育にかかわる意欲や前向きさを示したりすることができる,保護者への説明手順を開発する。開発された説明手順は,次の通りである。講演会講師は,その園の実効のある保育目標明確化で協働した保育目標研究者とし,配付資料には,背景にある教育基本法の幼児教育の目的と学校教育法の幼稚園教育の目的・目標についての説明内容と,その内容を背景に持って成立する実効のある保育目標のすべてを示す。そして,保育目標それぞれについて説明する時には,必ずその達成のための具体的実践例をあげる。これらを基本部分とした上で,講演時間と園の状況に応じて,実際の講演内容は構成する。
キーワード 私立幼稚園 カリキュラム・マネジメント 実効のある保育目標 説明手順 保護者
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2016-02-25
161巻
開始ページ 35
終了ページ 42
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005752929
JaLCDOI 10.18926/bgeou/53567
タイトル(別表記) A Study on Classification of Procedures Developed to Clarify Effective Educational Goals in Private Kindergartens and the Practical Use of This System
フルテキストURL bgeou_159_021_029.pdf
著者 横松 友義|
抄録 横松は,2015 年の論文「私立幼稚園における実効のある保育目標明確化手順の実用性・有効性向上の追求」において,私立幼稚園における実効のある保育目標明確化手順を新たに定式化している。本稿では,その論文内容に基づいて,私立幼稚園における実効のある保育目標明確化手順の類型化に関する仮説を設定し,岡山県内の私立幼稚園の園長あるいは副園長を対象にその仮説の妥当性について問う面接調査を実施している。そして,それらの結果から,仮説を私立幼稚園においてより一般的に活用できるものに検討・修正し発展させると共に,新たに成立した仮説を活用して,実効のある保育目標の明確化をカリキュラム・マネジメントにつなげていくための留意点について考察している。
キーワード 実効のある保育目標明確化手順 私立幼稚園 類型化 活用 カリキュラム・マネジメント
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2015-07-28
159巻
開始ページ 21
終了ページ 29
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005649251
JaLCDOI 10.18926/bgeou/53149
タイトル(別表記) Making a Procedure Developed to Clarify Effective Educational Goals in Private Kindergartens More Practical and Useful
フルテキストURL bgeou_158_043_051.pdf
著者 横松 友義|
抄録  山中らは,2011 年の論文「幼稚園における実効のある保育目標の明確化手順の開発―私 立清和幼稚園でのアクション・リサーチ―」において,幼稚園における実効のある保育目標 の明確化手順を開発した。本研究の目的は,山中らの開発した手順をより実用的でより有効 な手順に発展させることである。執筆者は,岡山市と倉敷市のそれぞれにおいて,同市内の 私立幼稚園園長から,園長の見解,保育者による協議,地域社会・保護者の声の各点につい て他園より重視していると言われる私立幼稚園,合計6園を選び,それらの園におけるアク ション・リサーチを通して,山中らよりも実用的で,全対象園に有効な実効のある保育目標 の明確化手順を開発している。
キーワード 実効のある保育目標明確化手順 私立幼稚園 実用性・有効性向上 アクション・リサーチ
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2015-02-25
158巻
開始ページ 43
終了ページ 51
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005553919
JaLCDOI 10.18926/bgeou/52777
タイトル(別表記) Developing the Outline of a Document Explaining the Necessity of Effective Educational Goals to Private Kindergartens’ Staff Members
フルテキストURL bgeou_156_023_031.pdf
著者 横松 友義|
抄録  わが国の幼稚園教育において,カリキュラムマネジメントをさらに発展させていくために は,幼稚園現場の職員に対する,実効のある保育目標明確化の必要性が理解できる説明資料 を開発することが不可欠であるといえる。そこで,本研究では,その最初の段階として,私 立幼稚園職員を対象に,その過半数にそのことが理解できる説明資料の概要をアクション・ リサーチにより開発している。その概要に含まれる項目は,各幼稚園において実効のある保 育目標明確化の必要性が生じた政策的背景,幼稚園の保育目標にかかわる法的規定,これま でに開発されている実効のある保育目標の明確化手順,保護者が実効のある保育目標を共有 することによって保育についての共通理解と子育てへの意欲が促される可能性,保育者が実 効のある保育目標を共有することによって保育についての共通理解と意欲とが促される可能 性である。
キーワード 私立幼稚園職員 実効のある保育目標明確化 必要性 説明 資料
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2014-07-28
156巻
開始ページ 23
終了ページ 31
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005464805
JaLCDOI 10.18926/bgeou/52173
タイトル(別表記) The Importance of Being Able to Accept“ Effective Educational Goals” at Kindergartens from the Viewpoint of the Aim of Education
フルテキストURL bgeou_155_023_034.pdf
著者 横松 友義|
抄録  本稿では,幼稚園における「実効のある保育目標」が教育の目的という観点から納得できるということの重要性について考察している。それをまとめると,次のようになる。第1に, その園の保育についての考え方が,その背景にある教育の目的ないし人生の目標と関連づけられることによって,保育者は幼児を導く一定の方向性を得ることができるので,園の保育についての考え方をより深くより連関性のあるものにすることができる。第2に,園の保育 についての保護者の共通理解を促し,園の保育についての保護者の共感を促したり保護者の保育にかかわる意欲を高めたりすることが期待できる。第3に,園の保育についての保育者たちの共通理解と実践意欲を促すことが期待できる。
キーワード 実効のある保育目標 幼稚園 教育の目的 納得
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2014-02-25
155巻
開始ページ 23
終了ページ 34
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394598
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47110
タイトル(別表記) A Study on the Development of the Practice in Early Childhood Care and Education to Improve Both the Way to Grasp Its Goals and the Practice Itself Qualitatively
フルテキストURL bgeou_147_125_133.pdf
著者 横松 友義| 渡邊 祐三| 森 英子| 伊勢 慎| 豊池 利江| 斎藤 健司|
抄録 今日の保育園には,保育課程経営の実現が求められている。保育課程経営とは,保育課程開発の各段階とそれに対応する経営活動をPDCAサイクルにのせて推進し,より豊かな園の保育を実現しようとする営みであるといえる。その実現のためのアクション・リサーチが,私立御南保育園において実施されている。同リサーチでは,実効のある保育目標の明確化過程をとおして,保育目標の明確化手順を開発し、その上で,所属保育士有志が,実効のある保育目標を達成するためのより発展的な保育実践を開発しようとする取り組みを行っている。本研究では,その過程の分析をとおして,実効のある保育目標を前提にした保育実践開発が,保育目標のとらえ方と保育実践の両者を質的に向上させる可能性があることとその実現のための課題について考察している。
キーワード 保育目標のとらえ方 保育実践 質的向上 保育課程開発 保育課程経営
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 125
終了ページ 133
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003551001
JaLCDOI 10.18926/bgeou/43957
タイトル(別表記) Advocacy of Curriculum Management Studies for Preschool Care and Education
フルテキストURL bgeou_146_001_006.pdf
著者 横松 友義|
抄録 本研究では,保育課程経営研究を提唱する。まず,これまで以上の保育園保育の質的向上を実現するために,保育課程開発が求められており,その推進の上で,組織としての条件整備,すなわち,経営が必要であることを論じている。次に,保育課程の経営の奨励を目指し,それを表す専門用語として,「保育課程経営」を提唱し,この保育課程経営の定義をしている。その上で,保育園においては,各園の保育の独自性と創意工夫が第一に尊重され,保育のねらい・内容を決める際の裁量幅が幼稚園や小・中学校以上に大きく,小・中学校以上に目指す子ども像を明確に描きやすく自律しやすいことから,保育課程経営研究の成果により保育園保育を変革していける可能性は十分にあることを論じている。
キーワード 保育園 保育課程 経営研究 提唱
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-02-25
146巻
開始ページ 1
終了ページ 6
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002828078
JaLCDOI 10.18926/bgeou/16082
タイトル(別表記) Adviser Support for the Creation of Preschool Culture: A Study for the Current Curriculum Development of Preschool Care and Education
フルテキストURL 141_029_042.pdf
著者 横松 友義| 渡邊 祐三|
抄録 各保育園のこれからの保育課程開発においては,保育士は,その園の保育士として,一貫性,体系性,組織性,計画性を保持しつつ保育を実践し,主体的に自らの保育と園の保育等を自己評価・改善することが,新たに重視されることになった。しかし,園の保育に一貫性,体系性等をもたらし,その自己評価の際の根拠になるはずの園の保育目標が,保育の実際から遊離している園が多いと言われる現状がある。この現状を解決する支援が,まずは必要である。本研究では,岡山市内の御南保育園が,園文化創造アドバイザーの支援を求め,本来の園の目標と保育の全体的構造を顕在化しつつ練り上げ確認した結果,前述の新たに重視されることになった事柄の実現が大きく期待できる,保育士集団の意識変化が生じたことを検証する。
キーワード 保育課程開発 園文化創造アドバイザー 保育士集団 園の目標 保育の全体的構造
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2009-06-25
141巻
開始ページ 29
終了ページ 42
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002306524