JaLCDOI 10.18926/11396
タイトル(別表記) Study on Lacquer Sculpture Technique
フルテキストURL 005_099_108.pdf
著者 上田 久利|
抄録 漆器は「japan」といわれ、漆製品は日本を代表し、世界に誇ることのできる文化であり、古来より日本の独自なものである。この漆器の与えるイメージは本物、高品質、高級感である。しかし漆は「japan」ではなかなか通用しなくなりつつあり、一般的なものでなくなってきている。現代は安価なFRPによる加工製品が溢れ、高級な漆製品を必要としなくなったともいえる。伝統工芸の世界では漆芸として確立されているが、彫刻分野においては乾漆技法、技術は難しいものとして捉えられ、あまり多く制作されていない。日本古来の乾漆像の制作技法を考察し、現代の彫刻素材としての乾漆技法を確立したいと考える。
キーワード 乾漆 生漆 錆びうるし 砥の子 湿度乾燥
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2005
5巻
1号
開始ページ 99
終了ページ 108
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002313594
JaLCDOI 10.18926/11400
タイトル(別表記) Plastic art activity support which aimed at independence of desabled person
フルテキストURL 003_039_046.pdf
著者 上田 久利|
抄録 本研究は、障害ある人の造形美術活動支援を通して、障害者が生きがいを持ち、自立できることを目指している。その手段として、各種ワークショップを開催するために、絵画、彫刻、書道など多様な分野の人材を結集し、ふんだんな材料を提供し、ワークショップを行う。障害がある、なしにかかわらず、参加できる新しい障害者芸術の展開を図る。障害者の造形美術活動を推し進めるためにボランティア組織を確立し、造形美術活動を通して、ノーマライゼーションを推進する。
キーワード ワークショップ (A workshop) ボランティア (Volunteer) 造形美術活動 (Activity of plastic art) 障害者の自立 Independence of disabled person) ノーマライゼーション (Normalization)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2003
3巻
1号
開始ページ 39
終了ページ 46
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002313928
JaLCDOI 10.18926/bgeou/14159
タイトル(別表記) Support for those with person of advanced years through the making of ceramic
フルテキストURL 139_083_089.pdf
著者 上田 久利| 阿部 鉄太郎|
抄録 高齢化社会である現在、特別養護老人ホーム等高齢者対象福祉施設のニーズが増加している。そこで必要とされる福祉活動は、日常生活の介助、生活空間の提供だけではなく、高齢者がそれぞれ社会を構成する一人として尊重され、施設内外の人と交流し、共に支えあうノーマライゼーションの実践である。そして、心豊かな生活、自身の存在が肯定される活動等、ノーマライゼーションの実践において有用性のある生涯学習「美術」への関心は近年社会的に高まっている。本稿では、このようなノーマライゼーションの実践を目指した陶芸ワークショップの活動内容について報告し、粘土という触覚体験活動で得られるワークショップ参加者の心の変化を検証する。
キーワード ファシリテーター ワークショップ 陶芸 ノーマライゼーション
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-10-25
139巻
1号
開始ページ 83
終了ページ 89
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308289
JaLCDOI 10.18926/bgeou/53822
タイトル(別表記) A Study on Degas's Sculpture
フルテキストURL bgeou_128_121_131.pdf
著者 上田 久利|
抄録 印象派の作家として知られるドガの彫刻は,多くの愛好者を魅了している。しかし, ドガの彫刻で生前に発表されたものは1点のみで,油彩画やパステル画ほどに知られていない。ドガの制作した絵画,彫刻について考察し,彼の創造世界の中で彫刻制作の占める位置を知 ることは,制作活動の幅を広げてくれることになると考える。ドガは40歳を過ぎたころから特に目が悪くなり,目を近づけて見ることのできる写真を参考に,触覚を頼りに蝋彫刻を制作した。ドガが創作活動をしていた時代は写真機が発明され,絵画や彫刻に大きな影響を与えた。特にドガの彫刻は,写真家マイブリッジの連続写真を参考にしたものがある。それらは,マイナスとも思える視覚障害を,プラスに変換し, ドガの独自な表現技法に昇華している。我々は,写真表現に対してどのように受容するか,近代美術の通過点として, ドガの制作は多くの示唆を与える。
キーワード 視覚障害 マイブリッジの連続写真 運動表現 蝋彫刻 原型ブロンズ
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2005
128巻
1号
開始ページ 121
終了ページ 131
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005677865
JaLCDOI 10.18926/bgeou/54838
タイトル(別表記) One Consideration about four pietas of Michelangelo
フルテキストURL bgeou_164_057_063.pdf
著者 上田 久利|
抄録  ミケランジェロが制作した四作のピエタ(サン・ピエトロ寺院のピエタ,フィレンチェのピエタ,パレストリーナのピエタ,ロンダニーニのピエタ)について,造形要素とミケランジェロの信仰の姿の二つの視座から考察する。
 ミケランジェロにとってのピエタは自身の信仰と造形の到達点であった。キリストの受難とマリアをテーマとした具象的な彫刻ではあるが,一種の人体を構成した記号,抽象化,またシンボルである。
 特に,最晩年のロンダニーニのピエタの到達点は現代の具象彫刻,あるいは抽象彫刻の一つの方向を示している。
キーワード ミケランジェロ ピエタ ルネサンス 彫刻 キリスト教
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2017-02-24
164巻
開始ページ 57
終了ページ 63
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005997437