JaLCDOI 10.18926/bgeou/10957
フルテキストURL 131_0057_0067.pdf
著者 佐藤 園| 三浦 聖子| 原田 省吾|
抄録 本研究の目的では、全ての生徒が乳幼児との関わりを通して、親になるということを考え、自己理解を図る保育授業の開発にある。本報は、中学校家庭科でこの目的を達成するための第二段階として、中学校選択教科「技術・家庭(家庭分野)」を履修している生徒16名(第3学年女子16名)にFlour Baby Project(以下、FBPと称す)を実施し、その有効性を検討した。生徒は、①Flour Babyに対する愛着を持って土・日を含むFBPを行い、②世話に伴う様々な大変さから、③家族の協力の必要性を感じると共に、④「養育態度の反省」から、現在の自分には、子育てに対する責任と知識・経済力が欠如し、自立できていないために、親になることはできないという⑤「現在の自分に関する知識」を形成していた。しかし、最終授業で行ったディスカッションで終了後には、生徒は、「将来は自分も子どもがほしい」、「子育ては大変だがそれを通して自分も成長できるのではないか」という⑥「将来の自分に関する認識」に結びつく意見を記述していた。
キーワード 中学校選択教科「技術・家庭(家庭分野)」 授業開発 保育授業 フラワーベイビープロジェクト
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2006
131巻
1号
開始ページ 57
終了ページ 67
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002311274
JaLCDOI 10.18926/bgeou/11001
フルテキストURL 134_0093_0104.pdf
著者 佐藤 園| 原田 省吾|
抄録 長崎春榮氏が実践した「小合科学習(家事)」の「食物の目的」では、当時使用されていた教科書の記述内容に沿ったカリキュラムを組織し、それを木下の「学習法」の理論で実践していたが、そこで子どもが獲得した知識のレベルは低いものであった。一方、鶴居滋一氏が実践した「小合科学習(地理)」の「中国地方」では、長崎氏と同じく、当時の地理科の教科書の記述内容に沿って授業を構成し、それを木下の「学習法」の理論で実践していたが、教師が計画した内容をほぼ完全に子どもに獲得させることができていた。この違いは、カリキュラムの質の差と教師の力量に起因していると考えられた。
キーワード 「子ども」と「科学」の統合 家庭科 小合科学習 奈良女高師附小
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2007-03
134巻
1号
開始ページ 93
終了ページ 104
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002313798
JaLCDOI 10.18926/bgeou/12808
タイトル(別表記) Development of Early Childhood Education and Care Class That Enables Self-understanding from Relations between Child and I(7) : Examination of Four Baby Project Practice in High School Home Economics General Subject "Katei So-go(Integrated Home Economics)"
フルテキストURL 137_065_077.pdf
著者 佐藤 園| 河原 浩子| 平田 美智子|
抄録 本研究の目的は,全ての生徒が乳幼児との関わりを通して,親になるということを考え,自己理解を図る保育授業の開発にある。本報は,この目的を達成するための第四段階として,高等学校家庭科普通科目「家庭総合」を履修している生徒 198名 (第3学年男子 57名,女子 141名)に実施されたFlour Baby Prqject(以下, FBPと称す)を検討した。その結果,学校全教員の FBPに対する理解と協力が前提とはなるが,①一人の家庭科教員で 40名の生徒を対象に, 2時間の「家庭総合」の授業時間と 1日間の校内活動で FB Pを実践できること,② 7日間の実践と比較すると,獲得認識の質・量の差はみられるが,壁徒は,③愛情を持ってFBを抱き,④世話に伴う大変さから,⑤子育てに対する責任と現在の自分は精神的・経済的に自立していないため親になることはできないという(む「現在の自分に関する認識」を形成していた。それに対して,⑦「家族の協力の必要性」や「自分の親に対する思い」を獲得していた生徒は少なかったが,授業で行ったディスカッションにより,子育てには「家族や周りの人の協力が必要である」と認識した生徒もある程度みられた。
キーワード 高等学校家庭科 普通科目 授業開発 保育学習 フラワーベイビープロジェクト
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-02-25
137巻
1号
開始ページ 65
終了ページ 77
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002304867
JaLCDOI 10.18926/bgeou/13292
タイトル(別表記) Development of Early Childhood Education and Care Class that Enables Self-understanding from Relations between Child and I (8) : Examination of Flour Baby Project Practice in High School Home Economics General Subject "Katei So-go (Integrated Home Economics)"(2)
フルテキストURL 138_019_032.pdf
著者 佐藤 園| 平田 美智子| 河原 浩子|
抄録 本報は,第7報で明らかにした岡山南高等学校「家庭総合」で試みられた"保育学習のまとめとして,学校のみで1日間実施された自分の誕生時の体重とは無関係なFBP"の課題(① FBPの位置づけ,② FBの体重,⑨質問項目,④ディスカッションのテーマと進め方,⑤ FBPによる人間関係理解の意味)を検討することを目的とした。そのため,課題②③④を第 7報と先行研究の結果から設定し直し,同校の商業科「家庭総合」で FBP実践を行った。その結果,①自分の誕生時の体重の FBを用いた方が,生徒の獲得認識,特に「自己認識」が高くなった。また,今回用いた⑨質問項目と④ディスカッションのテーマと進め方により,前回よりも,カテゴリー別の生徒の獲得認識が高くなり,最終的に生徒は「これから家族や保育についてもっと学ぶ必要がある」ことを認識していたことから,① FBPは保育学習の導入として位置づける方が適切であることが示唆された。しかし,課題⑤に関しては,心理学的手法を用いて FBPによる生徒の獲得認識を更に検討していかなければならないことが,今後の課題として把握された。
キーワード 高等学校家庭科 普通科目 授業開発 保育学習 フラワーベイビープロジェクト
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-06-25
138巻
1号
開始ページ 19
終了ページ 32
ISSN 0471-4008
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10390/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10391/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10405/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10420/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/10957/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/12808/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002310613
JaLCDOI 10.18926/bgeou/14161
タイトル(別表記) Home economics evaluation research that aims at accomplishment of a goal as subject (1) : The idea of the academic training, and the location and problem of the Home Economics shown in 2008 version course of study
フルテキストURL 139_101_110.pdf
著者 佐藤 園| 河原 浩子| 平田 美智子| 小橋 和子| 原田 省吾|
抄録 本報は、平成18年10月に「高等学校必修科目未履修問題」をもたらした平成10年版学習指導要領に示された教育理念が、平成20年3月末に告示された新学習指導要領でどのように捉えなおされ、その中に家庭科がどのように位置づけられたのか。さらに、家庭科が学校教育の目的達成のために寄与するためには、どのような課題が存在するのか、という観点から、文部科学省の新学習指導要領関係の資料を分析した。その結果、①新学習指導要領では、平成10年版学習指導要領の教育理念[生きる力]を踏襲して教育課程・内容の改訂が図られていた。その中に、②小・中学校の家庭科は、従前どおり「教科」として位置づけられ、②[生きる力]を構成する「豊かな人間性」「健やかな体」をはぐくむための教科として、家庭科学習指導要領の目標・内容が示されていた。しかし、④中学校家庭科では、保育学習と被服学習の目的を学ぶ内容が欠落しているため、⑤教科として目指すべき他教科では代替できない「家庭生活を営む力の育成」と「人格形成」が達成できないという問題が理論的に明らかになった。その課題を解決するため、本継続研究では、岡山大学附属中学校で取り組まれている保育学習と被服学習の目的を学ぶための授業開発研究を踏襲し、その学習がどのように「人格形成」に結びつくのかを心理測定尺度の適用により検討する評価研究を試みる。
キーワード 平成20年版学習指導要領 家庭科 教科のねらい・原理 評価研究
出版物タイトル 岡山大学教育学部研究集録
発行日 2008-10-25
139巻
1号
開始ページ 101
終了ページ 110
ISSN 0471-4008
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308469
JaLCDOI 10.18926/bgeou/15030
タイトル(別表記) Attempt of psychology measurement standard application to the child's self-recognition formation evaluation in junior high school home economics family and child care study (1) : Home economics evaluation research that aims at accomplishment of a goal as subject (2)
フルテキストURL 140_089_104.pdf
著者 佐藤 園| 河原 浩子| 平田 美智子| 小橋 和子| 原田 省吾|
抄録 本継続研究の目的は,家族・保育学習が,教科の目標である「家庭生活を営む力」の育成を通して,学習者の人格形成にどう関わるのかを心理測定尺度適用により試みることを目的とするものである。客観的に測定しようとする評価研究である。第1報で検討したように,平成20年3月末に告示された平成20年版学習指導要領に示された中学校「技術・家庭(家庭分野)」の家族・保育学習には,その目的を達成するために解決すべき課題が2点存在した。第一は,目的に相当する「学習者と子どもの関わり」を学ぶ内容が欠落していること,第二は,保育学習が学校教育の目的である学習者の「人格形成」にどのように関わるのかを客観的に評価する方法がないということである。本報では,第-の課題解決を目的として,岡山大学教育学部附属中学校で取り組まれている授業開発研究「Flour Baby Project」を踏襲し,心理測定尺度を適用し,その授業における子どもの心理変化を測る調査用尺度を11要因91項目で構成した。2008年3月に,同校第2学年200名(男子100名,女子100名)を対象にプレテストを行い,回答を得られた134名(男子54名,女子80名)の結果を,統計ソフト SPSSにより信頼性について分析した。その結果,11要因それぞれにおいてクロンバックのα係数が0.7以上もしくはそれに近い値が得られ,作成した調査用紙が中学生に適用可能なことが確認された。
キーワード 家庭科 人格形成 評価研究 保育学習 心理測定尺度
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2009-02-25
140巻
開始ページ 89
終了ページ 104
ISSN 1883-2423
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/14161/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002307281
JaLCDOI 10.18926/bgeou/15029
タイトル(別表記) Attempt of psychology measurement standard application to the chitd's clothes concern and self respect formation evaluation in junior high school home economics clothes study (1) :Home economics evaluation research that aims at accomplishment of a goal as subject (3)
フルテキストURL 140_105_117.pdf
著者 佐藤 園| 平田 美智子| 河原 浩子| 小橋 和子| 原田 省吾|
抄録 本継続研究の目的は,「被服学習」が教科の目標である「家庭生活を営む力」の育成を通して,どのように子どもの「人格形成」に結びつくのかを心理測定尺度適用により試みることを目的とするものである。第1報で検討したように,平成20年3月末に告示された平成20年版学習指導要領に示された中学校「技術・家庭(家庭分野)」の被服学習には,その目的を達成するために解決すべき課題が2点存在した。第一は,目的に相当する「学習者と被服との関わり」を学ぶ内容が欠落していること,第二は,被服学習が学校教育の目的である学習者の「人格形成」にどのように関わるのかを,客観的に評価する方法がないということである。本報では,第一の課題解決を目的として,岡山大学教育学部附属中学校で取り組まれている授業開発研究「外観・被服・私」を踏襲し,第2報で検討した結果から,心理測定尺度を適用することで第二の課題を検討することを目的とした。被服学習で子どもの「人格形成」を測るためには,① 「学習者自身」と② 「学習者と被服との関係性」の心理傾向を測定する必要があるが,既存の「心理測定尺度」を検討し,① は第2報と同じ「自尊感情尺度」,② は「被服関心度質問表」を選択し,調査用紙を作成した。2008年3月に岡山大学附属中学校第1・2学年400名(第1学年男子100名・女子100名,第2学年男子100名・女子100名)を対象にプレテストを行い,回答を得られた242名(第1学年男子42名・女子62名,第2学年男子56名・女子82名)の結果を統計ソフトSPSSにより信頼性について分析した。その結果,クロンバックのα係数が概ね0.7以上となり,作成した調査用紙は中学生に適用可能なことが確認できた。
キーワード 中学校家庭科 評価研究 被服学習 心理測定尺度
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2009-02-25
140巻
開始ページ 105
終了ページ 117
ISSN 1883-2423
関連URL http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/15030/ http://eprints.lib.okayama-u.ac.jp/14161/
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002307312
JaLCDOI 10.18926/bgeou/49310
タイトル(別表記) A Case Study Considering the Relationship between Children's Welfare and Injuries during School Hours and the Type of Clothing They Wear : Sports Wear Worn during P.E. Class for Example
フルテキストURL bgeou_152_051_063.pdf
著者 佐藤 園| 川村 佳子| 古川 育実| 松田 太希| 越宗 久美子|
抄録 学校教育の今日的課題として,子どもの健康・安全保障のための教職員の役割の明確化と 学校全体の取組体制の整備・充実が求められている。本共同研究は,この課題を考えるため に,教師の指導の下で行われる教科の中で,最も傷病の発生数の多い「体育(保健体育)」 の授業時間に着用を義務づけられている体操服(学校体操服)を取り上げ,わが国の学校教 育と体操服の歴史的考察および岡山県における学校体操服の現状と評価を調査・被服科学の 実験結果から試み,“子どもの健康と安全を守るための環境としての被服と教職員の役割” について検討したものである。
キーワード 学校 子どもの健康・安全 環境としての被服 体操服
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2013-02-25
152巻
開始ページ 51
終了ページ 63
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005232366
JaLCDOI 10.18926/bgeou/55704
タイトル(別表記) A Study on “Subject Contents Organization (SCO)” for Teacher Training Program in the Faculty of Education, Okayama University : Practice and Assessment of SCO in Elementary School and Junior High School Teacher Training Curriculum
フルテキストURL bgeou_167_079_089.pdf
著者 佐藤 園| 岡崎 正和| 宇野 康司| 斉藤 夏来| 土屋 聡| 尾島 卓| 三島 知剛| 後藤 大輔| 佐藤 大介| 高塚 成信|
抄録  岡山大学教育学部・教師教育開発センターは,平成23 ~ 27年度「教員の資質向上に寄与する『大学と学校・教育委員会の協働』の実現−学校教育改善との連動で教員養成教育を進化させる−(先進的教員養成プロジェクト)」に取り組んだ。その中の教科構成学開発事業では,本学部で独自に構築・実施しているコア・カリキュラムの中での教科内容構成のあり方について,2つのプロセスから研究を行った。本稿では,平成26年度に学部教育全体で取り組んだ「教科内容構成要素に関するシラバス記述」と,部会員が平成26・27年度に授業を実践した小・中学校の教職および教科に関する科目(数学・理科・家庭科・国語科)の受講生に対して実施した「教科内容構成力」に関するアンケート調査の分析から,本学部の教科内容構成研究の特徴と課題について検討した。
キーワード skills of subject contents organization subjects related to the field of specialization and the teaching profession elementary school and junior high school teacher training program
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2018-02-23
167巻
開始ページ 79
終了ページ 89
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006401585
JaLCDOI 10.18926/bgeou/55703
タイトル(別表記) Examination of “Skills of Subject Contents Organization” in Practice of “Studies in the Subject Matter of Home Economics Education” in the Home economics Education Course, Faculty of Education Okayama University : Preliminary Research to Develop a Home Economics Curriculum, which Aims to Integrate Academic Subjects Education and Subject Content Education
フルテキストURL bgeou_167_061_077.pdf
著者 佐藤 園| 河田 哲典| 李 璟媛| 関川 華| 篠原 陽子|
抄録  岡山大学教育学部家政教育講座では,教科教育と教科内容の統合を目指す教員養成家庭科カリキュラムを構築し,平成22 年度から実践してきた。本報告では,平成26 年度から検討を開始した家庭科カリキュラムにおける「教科内容構成力」育成の取組と,平成27・28年度に実施した「中等家庭科内容論」の授業内容と「教科内容構成力」の育成について検討した。
キーワード 教員養成 コア・カリキュラム 教科教育 教科内容 家庭科
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2018-02-23
167巻
開始ページ 61
終了ページ 77
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006401584
JaLCDOI 10.18926/CTED/55811
タイトル(別表記) Development of Home Economics Classes from an ESD Perspective : Examining the Practice of the 2018 Liberal Arts Education Subject “Contemporary Issues in Education (Lifestyle and Environment)” at Okayama University
フルテキストURL cted_008_109_122.pdf
著者 佐藤 園| 佐藤 大介| 篠原 陽子|
抄録 平成28年以降、わが国では、これから子どもたちが生きる予測できない未来に対応するための学校教育の方向性として、グローバル化や知識基盤社会で生きる力とその育成のためのアクティブ・ラーニングの導入が示された。2014年にスーパーグローバル大学の指定を受けた岡山大学においても、知識基盤社会やグローバル化社会を支える高度な専門知識と知的な素養を備えた人材育成のための教育改革が行われた。本研究は,この改革の中で、教養教育として教育学部に求められた「現代の教育的課題」の授業科目として、アクティブ・ラーニングを核とする“ESDを視点とした家庭科Project”を基盤として開発した「生活と環境」とその実践結果について検討した。
キーワード ESD 家庭科授業開発 ( development of home economics classes) 大学教養教育 (liberal arts education) アクティブ・ラーニング (active learnings)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2018-03-20
8巻
開始ページ 109
終了ページ 122
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2018 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56365
タイトル(別表記) A Case Study Considering “Food-Related Education” in Combination with Environment to Foster Ordinary Food Habits of Children (1) : Situations about the Practice of Food-Related Education in Japan from the Viewpoints of Recognizing Common Basic Values
フルテキストURL bgeou_169_047_056.pdf
著者 佐藤 園| 出野 誉大| 陳 北辰| 山本 郁子|
抄録  学校教育における今日的課題として,学校・家庭・地域相互の連携を目指した,子どもの食習慣を確立させるための食教育1)実践の充実が求められている。本研究では,これまでの食教育の理論と実践に関する先行研究の特質と課題を見出し,「学習者と人との関わり」を重視した食教育として,文化概念を中核に据えた就学前・初等教育における食教育の試みを理論的・実証的に考察することを目的とする。このうち,第Ⅰ報では,子どもの食教育に関する基本的価値認識の観点から,これまでにわが国でなされている食教育実践に関する先行研究の現状を明らかにしていく。
キーワード 環境としての食教育 子どもの食習慣 食教育の基本的価値 わが国の食教育実践
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2018-11-28
169巻
開始ページ 47
終了ページ 56
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006543387
JaLCDOI 10.18926/bgeou/56527
タイトル(別表記) A Case Study Considering “Food-Related Education” in Combination with Environment to Foster Ordinary Food Habits of Children (2) : Situations about the Practice of Food-Related Education in China, and Possibilities of Focusing on the Concept “Culture”
フルテキストURL bgeou_170_005_013.pdf
著者 佐藤 園| 出野 誉大| 陳 北辰| 山本 郁子|
抄録  学校教育における今日的課題として,学校・家庭・地域相互の連携を目指した,子どもの食習慣を確立させるための食教育実践の充実が求められている。先んじて,第Ⅰ報では,これまでの食教育実践に関する先行研究の現状を,子どもの食教育に関する基本的価値認識の観点から明らかにしていった。それに続く第Ⅱ報では,食教育の比較教育学研究を試みるため,第Ⅰ報での研究視点・研究方法を援用しながら,中国における食教育実践に関する先行研究の現状について検討し,日中両国の食教育の類似点・相違点を明らかにしていくことで,「文化」概念を中核に据えた就学前・初等教育における食教育実践の検討可能性を理論的に示唆することを試みていく。
キーワード 食教育の基本的価値 中国の食教育実践 文化概念 拡張的側面としての価値認識
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2019-02-22
170巻
開始ページ 5
終了ページ 13
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006583685
JaLCDOI 10.18926/bgeou/63244
タイトル(別表記) Division of Life, Health, and Sports Education, Graduate School of Education, Okayama University
フルテキストURL bgeou_179_105_112.pdf
著者 佐藤 園| 河田 哲典| 李 璟媛| 関川 華| 篠原 陽子|
抄録 教員養成では,教育実践を核に据えた「教科教育と教科専門を架橋する研究領域」の確立が課題となってきた。岡山大学教育学部では「実地教育を核としたコア・カリキュラム」と「教科内容構成力育成」のための授業科目の連携・統合の取組を行ってきた。本報告では,家政教育講座で教科教育と教科内容の統合を目指して構築・実践してきた初等家庭科授業研究と内容研究の平成26年度~平成30年度の「教科内容構成力」の育成を検討した。その結果,受講生は「教科内容構成力は高まった」と評価していたが,平成28年度以降教員志望度の低い学生が増え,平成28・30年度では,教員志望度の高い学生との自己評価得点が有意に低いことが明らかになった。
キーワード 教科内容構成力 小学校教員養成 教科教育と教科内容の統合 家庭科
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2022-02-24
179巻
開始ページ 105
終了ページ 112
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
JaLCDOI 10.18926/bgeou/64982
タイトル(別表記) Concept of Clothing Life Learning to Explore “Relationship Between Oneself and Clothing” from the Perspective of ESD: Development of the Home Economics Curriculum Based on the ESD (Ⅱ)
フルテキストURL bgeou_182_047_056.pdf
著者 佐藤 園| 脇坂 吏紗| 石川 佳子|
抄録 本継続研究では,教科のねらい・原理から,家庭科におけるESDを検討した。その結果,その基盤には「自己と環境との関係性において生活を営む上で生じた問題に対し,家政学の研究分野で解明された法則・理論に基づき,より科学的な意思決定を行うこと」が存在していることが明らかになった。本研究では,この観点から最も問題があると考えられた平成20・21 年版学習指導要領に示された家庭科「衣生活学習」に焦点を当て,教師レベルでその問題を解決することを目的として,中・高等学校衣生活学習のカリキュラムを開発した。
キーワード 家庭科 ESD 内容開発研究 衣生活学習 中・高等学校
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2023-02-24
182巻
開始ページ 47
終了ページ 56
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher