JaLCDOI 10.18926/OER/12403
タイトル(別表記) On the History of Marxist Theories(XV)
フルテキストURL 39_3_043_056.pdf
著者 太田 仁樹|
抄録 本シリーズでレーニン研究をとり上げるのは,1999年の第10回「岡田和彦著『レーニンの市場と計画の理論』によせて」以来2回目である。先稿の冒頭において,日本のレーニン研究の状況について,つぎのように述べた。「「レーニン研究」と称して,自らの政治的プロパガンダをおこなおうとする著作は汗牛充棟であるが,日本の学界はレーニンを対象とする研究を数えるほどしか産出していない」(太田[1999],53)。その後8年を経過したが,レーニンを対象とする本格的な学問的研究が日本でほとんどなされていない状況はそれほど変わっていない。しかしながら,レーニン没後80年の2004年前後には,レーニンについて一部で語られる状況が現われた。上島武・村岡到編の論文集『レーニン:革命ロシアの光と影』(上島・村岡編[2005])は,2004年におこなわれたレーニン没後80年を記念するシンポジウムをもとにした著作であるが,レーニンを論ずると称して自らの政治的見解を開陳することに終始する従来型の論考も見られる。今回の「レーニン論」の若干の特徴は,かつてのレーニン礼賛の裏返しとして,レーニンに対する罵倒を重ねているが,歴史的存在としてレーニンを理解しようとする姿勢がなく,レーニンを理解するべく蓄積された研究史を踏まえず,「現代的な意義」の否定に躍起になっているところにある。方向は逆向きであるが,かつての状況の繰り返しである。ただし,この論集には森岡真史「レーニンと「収奪者の収奪」」のような本格的な研究の成果も含まれている点で今後の学問的研究の発展につながる可能性もある。同年に出版された長原豊・白井聡編の論集『別冊情況特集レーニン〈再見〉:あるいは反時代的レーニン』(長原・白井編[2005])は,外国人の論考を訳出し日本人の論考も加えた論集であるが,崎山政毅「ラテンアメリカ〈と〉レーニン」などを除けば,歴史的な存在としてのレーニンにこだわることなく,「現代」に関する自らの見解を展開したものであり,1970年代にはよく見られたスタイルの著作になっている。この意味で「反時代的」な著作となっているが,学問的研究の成果に背を向けている点では伝統的な論文集といえよう。ほぼ同じ時期に,韓国の雑誌『マルクス主義研究』第2号は「レーニン主義の現在性」という特集を組み,編集長のチョン・ソンジン自身が「レーニンの経済学批判」( [2004])という論考で、レーニンの経済理論について批判的な検討をおこなっている。チョン論文は,レーニンの理論の現代的妥当性をの存否を検証しようとするものであるが,歴史的存在としてのレーニンに関する先行する学問的研究を踏まえ,先行研究にたいして自説を対置するという,オーソドックスな手法によりレーニン理解を一歩進めようとするものであり,上記の2論集に含まれる研究史を無視した現代性の否定や称揚とは一線を画するものであり,学問的レーニン研究の前進に裨益するものである。白井氏の著作は,日本でひさびさに現われたレーニンに関する単著である。白井氏は上記の『別冊情況』の編者でもあり,レーニンの現代性を称揚する立場に立つ点で,伝統的レーニン論者の一タイプであるといえる。この著作もレーニン礼賛本の一種と言ってよいが,従来の礼賛本とは異なったものが見受けられ,レーニン受容の現代的特徴を示すものとなっている。
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2007-12
39巻
3号
開始ページ 43
終了ページ 56
ISSN 03863069
言語 Japanese
著作権者 岡山大学経済学会
論文のバージョン publisher
NAID 120002304769
JaLCDOI 10.18926/OER/12417
タイトル(別表記) Jeong Seong Jin “A Critique of Lenin’s Economics”
フルテキストURL 39_2_087_110.pdf
著者 太田 仁樹|
抄録 「レーニンを反復するということは,レーニンに復帰することを意味するのではない。レーニンを反復するということは,「レーニンは死んだ」という事実を認定すること,その特定の解法が失敗したということ,失敗でも,途方もなく失敗したという事実を認識すること,しかし,その中に救い出す価値があるユートピア的火花が存在するという事実を認識することである。レーニンを反復するということは,レーニンが実際にしたことと,彼が開いた可能性の領域を,レーニンから,彼が実際にしたことと,さらに別の次元,すなわち「レーニンの中にあるレーニン以上のもの」を区別しなければならない,ということを意味している。レーニンを反復するということは,レーニンがしたことを反復するということではなくて,レーニンができなかったこと,彼が逃した機会を反復するということである。
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2007-09
39巻
2号
開始ページ 87
終了ページ 110
ISSN 03863069
言語 Japanese
著作権者 岡山大学経済学会
論文のバージョン publisher
NAID 120002304812
JaLCDOI 10.18926/OER/12421
タイトル(別表記) On the History of Marxist Theories (XIV)
フルテキストURL 37_1_089_102.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2005-06-10
37巻
1号
開始ページ 89
終了ページ 102
ISSN 0386-3069
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304847
JaLCDOI 10.18926/OER/12446
タイトル(別表記) Rudolf Springer [Karl Renner] “Der Kampf der Oesterreichischen Nationen um den Staat” Erster Theil : Das nationale Problem als Verfassungs= und Verwaltungsfrage. (1)
フルテキストURL 37_3_107_136.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2005-12-10
37巻
3号
開始ページ 107
終了ページ 136
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120005817246
JaLCDOI 10.18926/OER/12453
タイトル(別表記) Rudolf Springer [Karl Renner] “Der Kampf der Oesterreichischen Nationen um den Staat” Erster Theil : Das nationale Problem als Verfassungs= und Verwaltungsfrage. (2)
フルテキストURL 37_4_037_049.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2006-03-10
37巻
4号
開始ページ 37
終了ページ 49
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120005817247
JaLCDOI 10.18926/OER/12459
タイトル(別表記) Karl Renner "Das Selbstbestimmungsrecht der Nationen in besonderer Anwendung auf Oesterreich" (4)
フルテキストURL 35_1_035_061.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2003-06-10
35巻
1号
開始ページ 35
終了ページ 61
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304906
JaLCDOI 10.18926/OER/12467
タイトル(別表記) Karl Renner "Das Selbstbestimmungsrecht der Nationen in besonderer Anwendung auf Oesterreich" (5)
フルテキストURL 35_2_053_080.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2003-09-10
35巻
2号
開始ページ 53
終了ページ 80
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304809
JaLCDOI 10.18926/OER/12471
タイトル(別表記) On the Logic of "Die Nationalitätenfrage und die Sozialdemokratie" by Otto Bauer
フルテキストURL 35_3_019_037.pdf
著者 太田 仁樹|
抄録 The greatest contribution in "Die Nationaltaetenfrage und die Sozialdemokratie" by Otto Bauer" is the explanation of generation and development of nation including "waking of peoples without history". The contents which should be called the renovation (or reconstruction) of the historical materialism by Bauer are developed. The logic of development of nation is making the nation essence theory in a wide sense with the nation essence theory in a narrow sense (= "definition of nation"). The conventional researches took only "definition of nation" without referece to others ,and abandande themselves to inquiry of definitions. Such attitudes should be reconsiderd. Although Bauer included the logic of national development in historical materialism,he did not necessarily succeed in adjusting it to the Marxian historical materialism centering on class struggle. Since the logic of class struggle was restraining the logic of national development from the outside in Bauer's explantaion, he could not solve an actural complicated tangle of class and nation. There is a problem in connection with the limit of Marxism which understands history centering on class struggle. By taking out the logic of national development, Bauer could show the limit of Marxism clearlier than anyone. In spite of including personal national autonomy policy which Karl Renner proposed, Bauer's national policy is ecletic and also includes the territorial national autonomy policy of "Brünner Programm". In grounding the personal national autonomy policy Bauer also followed Renner, and his originality is not found. Bauer's ecletic position corresponds to the disregard to Renner's view of law and state. Such theoretical background of Bauer has relevance to his prompt abandonce of personal national autonomy policy during the World War. We cannot ask for theoretical grounding of a personal national autonomy policy in Bauer. It will be necessary to reconsider Austrian national theory in a broader perspective.
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2003-12-10
35巻
3号
開始ページ 19
終了ページ 37
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304874
JaLCDOI 10.18926/OER/12472
タイトル(別表記) Karl Renner"Das Selbstbestimmungsrecht der Nationen in besonderer Anwendung auf Oesterreich" (10・Ende)
フルテキストURL 36_3_091_107.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2004-12-10
36巻
3号
開始ページ 91
終了ページ 107
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304877
JaLCDOI 10.18926/OER/12478
タイトル(別表記) Karl Renner "Das Selbstbestimmungsrecht der Nationen in besonderer Anwendung auf Oesterreich" (6)
フルテキストURL 35_3_107_133.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2003-12-10
35巻
3号
開始ページ 107
終了ページ 133
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304875
JaLCDOI 10.18926/OER/12481
タイトル(別表記) Karl Renner "Das Selbstbestimmungsrecht der Nationen in besonderer Anwendung auf Oesterreich" (9)
フルテキストURL 36_2_087_101.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2004-09-10
36巻
2号
開始ページ 87
終了ページ 101
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304916
JaLCDOI 10.18926/OER/12484
タイトル(別表記) Karl Renner "Das Selbstbestimmungsrecht der Nationenin besonderer Anwendung auf Oesterreich" (7)
フルテキストURL 35_4_065_092.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2004-03-10
35巻
4号
開始ページ 65
終了ページ 92
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304810
JaLCDOI 10.18926/OER/12487
タイトル(別表記) On the Translations of Otto Bauer's "Die Nationalitätenfrage und die Sozialdemokratie"
フルテキストURL 34_1_017_027.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2002-06-10
34巻
1号
開始ページ 17
終了ページ 27
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 110000130119
JaLCDOI 10.18926/OER/12495
タイトル(別表記) Karl Renner "Das Selbstbestimmungsrecht der Nationen in besonderer Anwendung auf Oesterreich" (8)
フルテキストURL 36_1_107_131.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2004-06-10
36巻
1号
開始ページ 107
終了ページ 131
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 120002304778
JaLCDOI 10.18926/OER/12502
タイトル(別表記) Karl Renner "Das Selbstbestimmungsrecht der Nationen in besonderer Anwendung auf Oesterreich" (1)
フルテキストURL 34_2_057_077.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2002-09-10
34巻
2号
開始ページ 57
終了ページ 77
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 110000130141
JaLCDOI 10.18926/OER/12509
タイトル(別表記) On the History of Marxist Theories (XII)
フルテキストURL 34_3_063_074.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2002-12-10
34巻
3号
開始ページ 63
終了ページ 74
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 110000130145
JaLCDOI 10.18926/OER/12510
タイトル(別表記) Karl Renner "Die Nation : Mythos und Wirklichkeit" (5)
フルテキストURL 33_4_067_083.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2002-03-10
33巻
4号
開始ページ 67
終了ページ 83
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 110000130118
JaLCDOI 10.18926/OER/12514
タイトル(別表記) Karl Renner "Das Selbstbestimmungsrecht der Nationen in besonderer Anwendung auf Oesterreich" (2)
フルテキストURL 34_3_143_166.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2002-12-10
34巻
3号
開始ページ 143
終了ページ 166
ISSN 0386-3069
関連URL http://www.e.okayama-u.ac.jp/~shiryou/gakkaishi.htm
言語 Japanese
論文のバージョン publisher
NAID 110000130144
JaLCDOI 10.18926/OER/12515
フルテキストURL 34_4_001_006.pdf
著者 太田 仁樹|
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2003-03-10
34巻
4号
開始ページ 1
終了ページ 6
ISSN 0386-3069
言語 English
論文のバージョン publisher
NAID 120002304905
JaLCDOI 10.18926/OER/12381
タイトル(別表記) Rudolf Springer [Karl Renner] “Der Kampf der OesterreichischenNationen um den Staat” Erster Theil : Das nationale Problem als Verfassungs= und Verwaltungsfrage. (3)
フルテキストURL 38_1_077_097.pdf
著者 太田 仁樹|
抄録 序説(第37巻第3号) 第1篇問題(第37巻第3号) 第2篇民族的理念の公準 第1章民族的区分(第37巻第4号) 第2章民族的理念の法的公準(本号) 第13節個人の権利 第14節民族全体 第15節国家に対する民族の法的位置 第16節民族的権利の内容 第17節公準の概観 第3篇秩序ある国家行政の公準(以下,次号) 第4篇国家的公準と民族的公準の妥協 第4篇民族的自治と国家連合の実現としての多民族=連邦国家 付録
出版物タイトル 岡山大学経済学会雑誌
発行日 2006-06
38巻
1号
開始ページ 77
終了ページ 97
ISSN 03863069
言語 Japanese
著作権者 岡山大学経済学会
論文のバージョン publisher
NAID 120002304762