JaLCDOI | 10.18926/bgeou/55291 |
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タイトル(別表記) | Teachers’ Perceptions towards Political Trends and Reasonable Accommodations for Students with Health Impairments : Focusing on the Differences between Regular and Special School |
フルテキストURL | bgeou_165_033_041.pdf |
著者 | 吉利 宗久| 三宅 幹子| 石橋 由紀子| |
抄録 | 本研究では,病気の子どものための「合理的配慮」に対する教員の意識の傾向を把握し,インクルーシブ教育の展開に向けた課題を明らかにすることを目的とした。2つの研修会(2016 年8月)に参加した小・中学校および特別支援学校の教員(n = 127)を対象に,①新たな動向の把握状況(障害者権利条約および医療的ケア通知,2件法),②「合理的配慮」に関する「基本理念」(2項目),「教育内容・方法」(5項目),「支援体制」(5項目)に対する意識(4件法)について質問紙調査を実施した。結果,近年の動向に関する情報は浸透しつつあるが,小学校を中心に未だ十分ではなかった。また,「合理的配慮」の提供に関しては,全体的に中学校における平均値が比較的に低い状況があった。年齢および勤務年数についても,「本人の病状理解に基づく生活指導」および「急な病状の変化への対応」に対して,若く,経験が少ない教員の平均値が低いことが明らかになった。中学校における組織的な支援体制の構築に期 |
キーワード | 病気の子ども 合理的配慮 インクルーシブ教育 教員 意識 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2017-07-28 |
巻 | 165巻 |
開始ページ | 33 |
終了ページ | 41 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120006331945 |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/55812 |
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タイトル(別表記) | Effects of peer support program for 7th grade students : Utilizing support activities to elementary school sixth graders as peer support activities |
フルテキストURL | cted_008_123_133.pdf |
著者 | 三宅 幹子| |
抄録 | 本研究では,中学1年生を対象として,「小学校訪問」をピア・サポート活動として位置付けたピア・サポートプログラムを実施し,社会的スキルおよび自己有用感の観点からその効果を検討することを目的としていた。質問紙による効果測定を行い,分析の結果,社会的スキルおよび自己有用感のいずれにおいても,ピア・サポートプログラムの前後,および,ピア・サポートトレーニングとピア・サポート活動の前後で,統計的に有意な上昇が示された。また,事前の社会的スキルと自己有用感の評定値が比較的低めの生徒においてのみ,ピア・サポートトレーニングの前後で上昇的変化が生じたことから,ピア・サポートトレーニングからピア・サポート活動へと移行するピア・サポートプログラムの形式は,社会的スキルと自己有用感の低めな生徒にとっては特に有用であると考えられた。 |
キーワード | ピア・サポートプログラム (peer support program) 小中連携 (collaboration of Elementary School and Junior High School) 社会的スキル (social skill) 自己有用感 (sense of self-usefulness) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2018-03-20 |
巻 | 8巻 |
開始ページ | 123 |
終了ページ | 133 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2018 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56539 |
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タイトル(別表記) | Classification of Peer Conflict in Elementary School and Efficacy of Mediation as Resolution Strategy |
フルテキストURL | cted_009_033_046.pdf |
著者 | 青木 多寿子| 山﨑 彩加| 奥村 弥生| 三宅 幹子| 木村 正信| |
抄録 | 子どものいざこざは一般的には起こらないほうがよいと考えられている。他方で,子どもの社会性の発達を促すポジティブな面も指摘されている。本研究では小学校におけるいざこざの実態を調べ,有効な教師の介入解決方略を明らかにすることを目的とした。研究1では,教育実習を終えた大学生126名に質問紙調査を実施し,いざこざの内容を分類した結果,7種が見出された。研究2では,小学校の学級担任93名に,7種のいざこざ場面のシナリオを提示し,どのような介入解決方略をとるか尋ねた結果,ミディエーション(双方の子どもから話を聴き,子どもから解決策を引き出す方略)が,7つのうち5つの場面で最も多くとられていた。研究3では,経験豊富な管理職39名に,より解決が難しい3場面での介入解決方略について尋ねたところ,全ての場面でミディエーションが最も多かった。以上の結果から,小学校における教師のミディエーションの有効性について論じた。 |
キーワード | いざこざ ミディエーション 介入解決方略 教師の介入 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 33 |
終了ページ | 46 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56547 |
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タイトル(別表記) | The Effects of Creative Learning Spiral Model on Making Videos to Creativity and Information Morals |
フルテキストURL | cted_009_125_133.pdf |
著者 | 岡崎 善弘| 三宅 幹子| |
抄録 | クリエイティブ・ラーニング・スパイラルに基づいたワークショップが子どもの創造性・情報モラルに与える効果について検討した。ワークショップに参加する群 (介入群) とゲームで遊ぶ群(統制群) の2群間で比較した結果,アイデアの産出数と情報モラルに関する記述数の差は有意ではなかった。また,クリエイティブ・ラーニング・スパイラルの各段階の行動に対する自己効力感を調べた結果,介入群の自己効力感は有意に上昇していた。さらに,クリエイティブ・ラーニング・スパイラルに基づいた創造性を育む方法について考察し,子ども間の自由な関わり合いが必要であることを示唆した。 |
キーワード | クリエイティブ・ラーニング・スパイラル 創造性 情報モラル |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 125 |
終了ページ | 133 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/56554 |
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タイトル(別表記) | Effect of peer support training for elementary school 3rd graders : Foundation for cooperative learning |
フルテキストURL | cted_009_229_242.pdf |
著者 | 三宅 幹子| 岡崎 善弘| |
抄録 | 本研究では,学校ぐるみで協同学習の取り組みを進めている小学校の3年生児童を対象として,協同学習の下地づくりを行うことをめざしたピア・サポートトレーニングを実施し,聞き方スキル,援助要請行動,サポート入手可能性,サポート提供可能性,攻撃性の観点からその効果を検討することを目的としていた。トレーニングの前後とフォローアップの3時点での効果測定について分析を行った結果,サポート入手可能性においてはトレーニングの効果を示唆する変化がみられた。一方,攻撃性においては,トレーニングによって攻撃性が上昇していることが示され,トレーニングに参加した児童について,イライラ感情や攻撃性への気づきを高めることはできたものの,対処方法の習得,活用,定着までには至らなかったと解釈された。トレーニングの回数,実施期間,およびトレーニング内容の般化に関して改善することで,より明確な効果が得られると考えられる。 |
キーワード | ピア・サポート サポート入手可能性 サポート提供可能性 援助要請行動 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2019-03-20 |
巻 | 9巻 |
開始ページ | 229 |
終了ページ | 242 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2019 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/61582 |
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タイトル(別表記) | Relationship between Attitude towards Internet Use, Tendency of Internet Addiction and Internet Usage at the Time of First Use in university Students |
フルテキストURL | cted_011_307_317.pdf |
著者 | 三宅 幹子| |
抄録 | 大学生を対象として,インターネット使用態度,インターネット依存傾向と,インターネ ット使用開始時の使用状況との関連について,質問紙調査を用いて検討した。調査に参加した大学生 95 名のうち,インターネットの使用開始が小学5,6年生から中学3年生までの間であった 60 名を対象に分析を行った。分析の結果,主として以下のことが明らかとな った。使用開始時の使用実態が望ましいものであるほど大学生時点でも安全な使用ができている傾向があり,また,使用開始時の使用実態が望ましくかつ自律的に管理できているほど大学生時点においてインターネット依存に陥るリスクは低い可能性が示唆された。これらのことから,子どものインターネット使用をめぐる問題に関して,使用実態の望ましさだけでなく,自律的か他律的かという観点からも使用状況を捉えることの重要性が示唆された。 |
キーワード | 情報モラル教育 (information moral education) インターネット使用態度 (attitude towards Internet use) インターネット依存 (tendency of Internet addiction) 自律的使用 (autonomous use) |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2021-03-22 |
巻 | 11巻 |
開始ページ | 307 |
終了ページ | 317 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2021 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
JaLCDOI | 10.18926/CTED/54032 |
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タイトル(別表記) | The Practice of Social Skills Training for Work Experience in Junior High School |
フルテキストURL | cted_006_160_169.pdf |
著者 | 松浦 和輝| 三宅 幹子| |
抄録 | 職場体験学習の効果をより高めるための一つの方法として,事前に対人スキルやコミュニケーションスキルを身に付けるための学習を行っておくことが必要であると考え,職場体験学習の事前学習において,3回のソーシャルスキルトレーニングと異年齢交流活動を実施した。事前学習が始まる前の職場体験学習に対する期待と不安を変量としたケースのクラスタ分析により,3つのクラスタが得られた。第1クラスタは期待が低く,不安は中程度あるクラスタと考えられる(n=21)。第2クラスタは期待が高く,不安が低いクラスタと考えられる(n=20)。第3クラスタは期待と不安の双方が高いクラスタと考えられ,全体の約半数がこのクラスタに属していた(n=41)。ソーシャルスキルトレーニングの実践を通して,第3クラスタの不安の減少が有意にみられた。 |
キーワード | 職場体験学習 ソーシャルスキルトレーニング コミュニケーションスキル 中学生 |
出版物タイトル | 岡山大学教師教育開発センター紀要 |
発行日 | 2016-03-04 |
巻 | 6巻 |
開始ページ | 160 |
終了ページ | 169 |
ISSN | 2186-1323 |
言語 | 日本語 |
著作権者 | Copyright © 2016 岡山大学教師教育開発センター |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005723300 |
JaLCDOI | 10.18926/bgeou/54227 |
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タイトル(別表記) | Peer Support Training Focused on Conflict Resolution in Elementary School |
フルテキストURL | bgeou_161_011_016.pdf |
著者 | 三宅 幹子| 瀬㟢 紗也加| 松浦 和輝| |
抄録 | 本研究では,小学校4年生を対象に,仲間による対立解消スキルに焦点を当てたピア・サポート・トレーニング(計10回)を約半年間にわたって実施し,その効果の検討を行った。対象となった児童は各学年単学級の小規模校に在籍しており,対人関係の固定化が課題視されていた。社会性,対立解消スキル,サポート入手可能性,サポート提供可能性,学級への適応感について,ピア・サポート・トレーニングの前後でどのような変化がみられるかとの観点からトレーニングの効果を検討した結果,社会性と対立解消スキルにおいて統計的に有意な平均値の上昇がみられた。また,各変数のトレーニング前の測定値により高群・低群別に変化を検討したところ,下位群においてはすべての変数について上昇が確認された。このことから,特に実施前の測定値の低い参加者にとって効果が大きいことが示された。 |
キーワード | ピア・サポート 対立解消 社会性 サポート入手可能性 サポート提供可能性 適応感 |
出版物タイトル | 岡山大学大学院教育学研究科研究集録 |
発行日 | 2016-02-25 |
巻 | 161巻 |
開始ページ | 11 |
終了ページ | 16 |
ISSN | 1883-2423 |
言語 | 日本語 |
論文のバージョン | publisher |
NAID | 120005752926 |