JaLCDOI 10.18926/53172
タイトル(別表記) Characteristics of Korean in "Nikkan Kaiwa" published in 1894
フルテキストURL bhe_010_047_058.pdf
著者 陳 南澤|
抄録 本稿では開化期の韓国語学習書である『日韓會話』(1894)におけるハングルと仮名表記から、 当時の韓国語の音声・音韻論的特徴や終結語尾などを概観する。『日韓會話』には、韓国の開 化期の教科書や新聞などの文語中心の文献よりも現代韓国語の特徴が多くみられる。本稿で は、本書と『朝鮮語学独案内』や『旅行必用日韓清對話自在』との関連性を指摘し、当時の韓 国語の音声的な特徴と助詞や終結語尾の使用実体を主に概観する。本書は語彙の面においても 現代韓国語の形成過程を明らかにするのに役立つと考えられる。今後、明治期の他の韓国語学 習書を総合的に考察することで現代韓国語の形成過程をより明らかにできると期待される。
キーワード 韓国語 韓国語学習書 仮名音注 開化期 日韓會話
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2014-12
10巻
開始ページ 47
終了ページ 58
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005567854
JaLCDOI 10.18926/58037
タイトル(別表記) A Study on the Korean Sentences in "Korinsuchi" published in Early Meiji Era
フルテキストURL biess_4_072_087.pdf
著者 陳 南澤|
抄録 本稿では、明治前期に刊行された明治14年刊『交隣須知』(初刊本)、明治16年刊『再刊交隣須知』(再刊本)、白石氏蔵版『交隣須知』(宝迫本)の3本における韓国語文を対象に、初刊本と再刊本、初刊本と宝迫本の韓国語文の違いを調べる。分析結果をみると、① 初刊本から再刊本においては、韓国語文の誤りを訂正したものの、大多数の韓国語文は同じであること、② 初刊本と宝迫本においては、宝迫本には初刊本と違って見出し語がなく、対訳の日本語文を上段に示し、また韓国語文の変化が多いことがわかる。この研究は交隣須知関する基礎研究であり、今後明治期の朝鮮語学習書に関する研究に役立つと考えられる。
キーワード 朝鮮語学習書 交隣須知刊行本 浦瀬裕 宝迫繁勝
出版物タイトル 岡山大学全学教育・学生支援機構教育研究紀要
発行日 2019-12-30
4巻
開始ページ 72
終了ページ 87
ISSN 2432-9665
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120006812103
JaLCDOI 10.18926/52198
タイトル(別表記) Kana Transcription of Korean Language in "Chosengo Gakudoku Annai"
フルテキストURL bhe_009_147_154.pdf
著者 陳 南澤|
抄録 本稿では開化期の韓国語学習書である『朝鮮語学独案内』(1894)におけるハングルと仮名表記から、当時の韓国語の音声・音韻論的特徴を概観する。『朝鮮語学独案内』には、韓国の開化期の教科書や新聞などの文語中心の文献よりも現代韓国語の特徴が多くみられる。本稿では、本書の仮名音注を通して当時の韓国語の音声的な特徴を主に概観するが、本書は語彙の面においても現代韓国語の形成過程を明らかにするのに役立つと考えられる。今後、明治期の他の韓国語学習書を総合的に考察することで現代韓国語の形成過程をより明らかにできると期待される。
キーワード 韓国語 韓国語学習書 仮名音注 開化期 朝鮮語学独案内
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2013-12-30
9巻
開始ページ 147
終了ページ 154
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005394633
JaLCDOI 10.18926/49296
タイトル(別表記) Kana Transcription of Korean Language in "Nikkan Tsuwa Shokei
フルテキストURL bhe_008_143_150.pdf
著者 陳 南津|
抄録 本稿では開化期の韓国語学習書である『日韓通話捷径J (1903)におけるハングルと仮名表記か ら、当時の韓国語の音声・音韻論的特徴を概観する。r日韓通話捷径』はソウlレ方言を反映し ており、韓国の開化期の教科書や新聞のような文語中心の文献にはあまり現われない当時のソ ウル方言の文語の特徴をよく示している。本書の仮名音注は音声転写の性格が強仁20世紀初 めの韓国語の音韻論的特徴をよく表しており、本稿では、本書の仮名音注を通して当時の韓国 語母音の音声的な特徴を概観する。なお、本書の語棄は現代韓国語の形成過程を明らかにする のに役立つと考えられる。今後、明治期と日本植民地期の他の文献を総合的に考察することで 現代韓国語の形成過程をより明らかにできると期待きれる。
キーワード 韓国語 韓国語学習書 仮名音注 開化期 日韓通話捷径
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2012-12-31
8巻
開始ページ 143
終了ページ 150
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005232353
JaLCDOI 10.18926/54535
タイトル(別表記) On the 1895 publication of "Nihongo Hitori Annnai"
フルテキストURL bhe_011_043_054.pdf
著者 陳 南澤|
抄録 本稿では開化期の日本語学習書である『日本語独案内』(1895)に関して、その構成、韓国語の特徴、本書の基になっていると考えられる『日韓會話』(1894)と異なる日本語の単語や表現などを考察する。本書は日本語学書でありながら、その韓国語は同時代のほかの韓国語学習書と比べても同時代の韓国語を良く反映していると思われ、言語学的な価値を持っているといえる。また、『日韓會話』(1894)は本書の他にも『旅行必要日韓清對話自在』(1894)の定本にもなっており、『朝鮮語学独案内』(1894)との関連性mおうかがえる。今後、明治期のほかの韓国語学習書や韓国人のための日本語学習書を総合的に考察することで、現代韓国語の形成過程を寄り明らかにできると期待される。
キーワード 韓国語 日本語独案内 開化期 日韓會話
出版物タイトル 大学教育研究紀要
発行日 2015-12-30
11巻
開始ページ 43
終了ページ 54
ISSN 1881-5952
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120005838013