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ID 12264
JaLCDOI
タイトル(別表記)
Effects of Inter-subgroup Objective Conflict of Interests on the Use of Political Tactics in Group Decision Making
フルテキストURL
著者
淵上 克義 岡山大学 Kaken ID publons
迫田 裕子 岡山大学
抄録
本研究は、集団意思決定場面において、集団内に互いに排他的な目標をもつ下位集団間の葛藤(目標葛藤)が、成員同士の政治的影響戦術の行使にいかなる影響を及ぼすかについて検討を行った。その結果、全員が情報を交換し合って最終的な意思決定を行う場面では、内下位集団の中でのみ知りえる情報(非共有情報)について、成員は自分たちにとって都合の悪い情報を伝えないという情報の選別や、ニュートラル情報のポジティブ化、ネガティブ化といった情報の解釈・加工を行うなど、政治的影響戦術の実態が明らかになった。また、そのような情報の選別や解釈・加工は、意思決定を行うための正式な話し合いの前に、内集団のメンバーの間の話し合いの中で伝達、共有されていた。本研究の結果より、事前の内下位集団での話し合いから、意思決定のための正式な話し合い、最終的な意思決定までの政治的影響戦術の行使プロセスが明らかになった。
キーワード
政治的影響戦術
集団意思決定
情報の加工
情報の解釈
目標葛藤
出版物タイトル
岡山大学教育学部研究集録
発行日
2007-10-25
136巻
1号
出版者
岡山大学教育学部
出版者(別表記)
Faculty of Education, Okayama University
開始ページ
13
終了ページ
18
ISSN
0471-4008
NCID
AN00032875
資料タイプ
紀要論文
OAI-PMH Set
岡山大学
言語
日本語
論文のバージョン
publisher
NAID
Eprints Journal Name
bgeou