JaLCDOI 10.18926/14366
タイトル(別表記) The Research on The Normalization of Teacher Training: In the Case of Practice Teaching by Student Using Wheelchair
フルテキストURL 006_141_146.pdf
著者 川田 力|
抄録 本研究では、車椅子利用学生を念頭に置き、教育実習における教育実践上の課題および教員養成のための教育課程におけるノーマライゼーションの方策を検討した。 その結果、教育実習を実施する岡山大学教育学部附属中学校では、水平移動については車椅子利用のためのバリアフリー対策が進んでいるが、上下階への垂直移動が困難であり、その解決のためにはエレベーターの設置が必要となることが確認された。また、教室内での教科指導を実施する際には、机間巡視、教壇への登壇、黒板の利用において支障が起こる可能性が明らかとなった。 最大の課題である黒板利用上の制約については、ユニバーサルな教育実習指導法の開発を視野に入れ、情報機器の利用による板書の代替方法について検討し、それに基づいて機材を導入した。
キーワード 教育実習 (Practice Teaching) ノーマライゼーション (Normalization) 障害者 (Handicapped Person) 車椅子 (Wheelchair)
出版物タイトル 岡山大学教育実践総合センター紀要
発行日 2006-03-25
6巻
1号
開始ページ 141
終了ページ 146
ISSN 1346-3705
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120002308552
JaLCDOI 10.18926/CTED/44376
タイトル(別表記) A Research on the Program of the Education for Sustainable Development in Teacher Training: A Case Study of a Practice of
フルテキストURL cted_001_047_056.pdf
著者 川田 力|
抄録 わが国におけるESDの推進において、学校教育の果たす役割はきわめて大きい。したがってESDの推進にあたって教員の役割は重要であり、教員養成段階においても効果的なESDプログラムの提供が不可欠となる。岡山大学においては、「ESDの理念をもち、学習指導力・生徒指導力・コーディネート力・マネジメント力の4つの教育実践力を身につけた反省的で創造的な教員」を教職ディプロマポリシーとする全学教職コア・カリキュラムが2010年度から開始された。本研究では、全学教職コア・カリキュラムで設定されているESDに関する内容を含む「教職論」と「教職実践演習」をつなぎ、ESDの実践力を養成する中心的な科目として位置づけられる「ESDの理論と実践」の2011年度からの開講を前に、「総合演習B(国際理解)」をパイロット科目に設定し、その実践結果を当該科目の内容と方法にフィードバックすることを試みた。
キーワード ESD (Education for Sustainable Development) 教員養成 (Teacher Training) カリキュラム (Curriculum) 総合演習 (Integrated Study)
出版物タイトル 岡山大学教師教育開発センター紀要
発行日 2011-03-10
1巻
開始ページ 47
終了ページ 56
ISSN 2186-1323
言語 日本語
著作権者 Copyright © 2011 岡山大学教師教育開発センター
論文のバージョン publisher
NAID 120002835650
JaLCDOI 10.18926/bgeou/47101
タイトル(別表記) Tourism Promotion in the Central Area of Iga City, Mie Prefecture
フルテキストURL bgeou_147_035_044.pdf
著者 川田 力| 木本 勝士|
抄録 伊賀市中心部は,伊賀上野として知られ,上野城とその城下町の町並み,伊賀忍者,松尾芭蕉生誕地,伊賀焼や組み紐などの伝統工芸品といった歴史・文化的観光資源を活用し,観光事業を展開してきた。しかしながら,近年,当該地域の主要観光施設や観光イベントの入込客数は漸減しており,伊賀市中心部の観光は停滞期にあるといえる。こうした,伊賀市中心部の観光地域を再構築するためには,季節変化や交通利用状況に起因する観光入込客数の変動に関する課題,観光地域の魅力向上に関わる観光施設の更新や駐車場整備,景観整備などのハード面の課題,観光事業に携わる諸アクターの連携協力の推進といったソフト面の課題を解決する必要がある。これらの課題解決のためには,多様なアクターが関わっているという伊賀市中心部における観光事業の特徴を活かし,諸アクター間の多様なネットワークを活用した魅力的な活動を引き出すことが鍵となる。
キーワード 伊賀市 観光 城下町 まちづくり 持続可能性
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2011-06-25
147巻
開始ページ 35
終了ページ 44
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher
NAID 120003550992
JaLCDOI 10.18926/bgeou/63238
タイトル(別表記) The Transition of Inter-Prefectural Migration of University Entrants in Kyusyu Region
フルテキストURL bgeou_179_045_053.pdf
著者 川田 力|
抄録 本研究では,九州地方における大学進学移動の時系列的推移を分析した。その結果,1980年代以降,県別に程度の差はあるものの,自県内進学が増加していることが判明した。また,九州地方各県間の進学移動は全体としては増加傾向にあるが,県ごとに傾向が異なること,広域的には沖縄県を除いては南関東への進学移動が大幅に減少していることも明らかとなった。さらに,九州地方では,福岡県と熊本県が大学進学者を吸引する中心となっているが,福岡県の吸引力が圧倒的に大きく,1980 年以降,この傾向は大きく変わっていないことも確認された。これらの結果には,大学新設等による各県の入学定員増にともなう収容率の増加が影響していると考えられるが,佐賀,長崎,大分,宮崎の4県では,収容率の増加に伴い残留率と占有率がともに増加し,収容率の増加が自県内進学に寄与していること,福岡県と熊本県では,収容率は減少したものの残留率と占有率がともに増加し自県内進学が維持されていること,鹿児島と沖縄県では,収容率が減少し他県への進学が不可避となっていることが想定されることが判明した。
キーワード 人口移動 大学 進学 九州地方
出版物タイトル 岡山大学大学院教育学研究科研究集録
発行日 2022-02-24
179巻
開始ページ 45
終了ページ 53
ISSN 1883-2423
言語 日本語
論文のバージョン publisher