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ID 623
Eprint ID
623
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Effects of Root Temperature on Development of Flower Cluster, Berry Set and Berry Growth of Muscat of Alexandria Grapes
著者
久保田 尚浩 岡山大学
島村 和夫 岡山大学
抄録
ブドウ“マスカット・オブ・アレキサンドリア"のつぎ木苗(H.F.台)について,発芽約3週前から落果終了期まで(実験I)と,開花約10日前から果肉細胞の分裂終了期まで(実験II)地温処理を行い,花穂の発育,結実,果粒の発育等に及ぼす影饗を調査した. またこの時期までの処理が収穫果に及ぼす影響についても調査した. 1) 実験Iにおいて,花穂の伸長は30℃区ですぐれ,花穂当りの小花数もこの区で最も多かったが,これ以下の地温では小花数に大きな差はみられなかった. 一方,33℃区では花穂の発育異常がみられ,花穂当りの小花数は著しく少なく,小花分化期の地温条件としては高温すぎると思われた. 2) 結実率は実験Iでは18,20,25,30℃の各区で、また実験IIでは20,25,30℃の各区で高く,一方,15℃区では実験I,IIともに最も低かった. 花穂の発育異常がみられた33℃区でも結実率はすぐれた. 結実率と人工培地上での花粉の発芽率との間には明確な関連は認められなかった. 3) 処理終了時の果粒の大きさは,実験I,IIともに25,30℃の両区ですぐれ,15℃区で劣った. 15℃区では果肉の外壁及び内壁の細胞数は他の区よりもいく分少ない程度であったが,その大きさ,とくに内壁細胞の大きさは著しく小さかった. また実験Iの33℃区と実験IIの35℃区では,外壁及び内壁の細胞数が少ない傾向であった. 4) 収穫果の大きさは,実験Iでは18,20,25℃の各区で,また実験IIでは25,30,35℃の各区ですぐれたのに対し,15℃区では実験I,IIともに最も小さかった. 果粒中の種子数は15℃区で著しく少なく,とくに実験Iの15℃区では果粒当り2個以下のものが70%以上を占めた. 果汁の屈折計示度及び酸含量には実験I,IIともに処理区間での差は認められなかった。
キーワード
マスカット・オブ・アレキサンドリア
花穂
結実
ブドウ
発行日
1982
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
59巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
11
終了ページ
20
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
Japanese
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa