このエントリーをはてなブックマークに追加
ID 707
Eprint ID
707
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Effect of Root Temperature on Carbohydrate and Nitrogen Nutrients in Fruiting 'Muscat of Alexandria' Vines under Forced Conditions
著者
久保田 尚浩 岡山大学
柳沢 穣治 岡山大学
島村 和夫 岡山大学
抄録
ブドウ樹の炭水化物及び窒素の栄養に及ぼす地温の影響を明らかにするために,12月から加温した6年生の‘マスカット・オブ・アレキサンドリア’(H.F.台)について地温を13,20,27℃に調節した区及び加温前18日間地温だけを20℃に保ち,加温と同時に27℃に維持した20-27℃区を設けた. また,13℃と27℃についてはニンニク汁液の塗布(G)や高温(H)による発芽促進処理を併用した区も設けた. 1)細根のデンプンは処理後各区とも急減し,またいずれの時期とも13℃区よりも27℃区で少なかった. 細根の糖の変化には処理区間での顕著な差はみられなかった. 母枝のデンプンは加温後ほとんどの区で減少し,特に高温処理を併用した区での減少が大きかった. 母枝の全糖は加温後いずれの区でも減少し,特に発芽の促進された27G区,27H区,20-27℃区での減少が大きかった. 新梢のデンプン及び全糖は13℃よりも27℃の各区で少なかった. その主な糖はブドウ糖,果糖,イノシトールで,その組成比には処理区間での顕著な差はみられなかった. 2)可溶性窒素は,母枝ではいずれの区も発芽に向けて増加し,発芽の促進された27Gや13H区での増加が特に大きかった. 細根の可溶性窒素は27℃区と20-27℃区では加温後速かに増加したが,13℃区では加温後約2週間を過ぎてから増加した. 新梢の不溶性窒素は13℃の各区よりも27℃の各区で多く,可溶性窒素は逆に13℃の各区で多い傾向であった. 新梢のアミノ酸は27℃の各区よりも13℃の各区で少なく,特に花穂の発育か著しく劣った13Gと13Hの両区で少なかった. 主なアミノ酸はアスパラギン酸,グルタミン酸,セリン,アマイドで,その組成比には処理区間での顕著な差は認められなかった。
発行日
1986
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
68巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
9
終了ページ
17
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
Japanese
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa