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ID 174
Eprint ID
174
フルテキストURL
タイトル(別表記)
Leaf Analyses of Campbell Early and Muscat Bailey A Grape-vines in Respect to Nutrient Level.
著者
岡崎 光良 岡山大学
那須 栄一郎 岡山大学
羽原 昭博 岡山大学
本多 昇 岡山大学
抄録
1.岡山県南部の岡山和気及び備前の3地区のCampbell Early及びMuscat Bailey Aのそれぞれ12又は8園をえらび,6月15日と,Campbell Earlyでは8月1日(成熟期8月中旬),Muscat Bailey Aでは8月13日(成熟期9月中旬)の2回ずつ,結果枝の第6又は第7節位葉を採取し,N・P・K・CaおよびMgについて葉分析を行なった.2.Campbell Earlyの葉中Mg含量は6月15日の0.29%(100)から8月1日の0.25%(86)まで減少した.これらの葡萄園のCampbell Earlyは潜在的Mg欠乏の初期段階にあるものと推定される.3.一方,Muscat Bailey AのMgの含量は6月15日と8月13日では夫々0.19%(100)と0.30%(158)であった.このような早期潜在的Mg欠乏とも云うべきものの機構について2,3の考察を行なった.4.Campbell Earlyについては6月15日と8月1日の葉中N含量はそれぞれ3.20%(100)と2.35%(73)であった.少くともN含量は8月中旬まではこれよりもやや含量が多くあることが望ましいという建前からとすると,8月1日のN含量が6月15日のそれの73%の低さであったことは警戒に値する.Muscat Bailey AのNについての栄養度もCampbell Earlyと略々同じ傾向を示した.5.岡山県の10a当り標準収量2,250kgであるのに,10園中優良園とみられる4園の平均収量でさえ10a当り1,672kgであった.普通園とみられる他の6園の平均収量は10a当り1,313kgであった.この事実はこれらの葡萄園の栽培要因と関連して検討しなければならない.6.本実験の範囲内では8月1日に採葉した.Campbell Earlyの葉中N含量とChloropbyll含量との相関の有意性は認められなかった.葉のN含量(%)と葉の生育に関連ある第6節位葉の縦径(中肋長)及び横径(葉巾)等との間の相関係数についてはN(%):縦径,N(%):葉巾,およびN(%):縦横積(L×B)ではそれぞれ+0.041,+0.486及び+0.245であった.しかしN(%):B/L ratioについてはγ=+0.652で,より高い相関が認められた.もし更に多くの試料について検討したならばその相関関係はより高くなるのではあるまいか.7.ただし,第7節位葉についてN(%):B/L ratioに関する同様な相関を求めたところ,上記とは反対に,γ=-0.404であって負の相関を示した.かかる矛盾した現象について2・3の考察を行なった。
発行日
1964
出版物タイトル
岡山大学農学部学術報告
出版物タイトル(別表記)
Scientific Reports of the Faculty of Agriculture Okayama University
23巻
1号
出版者
岡山大学農学部
出版者(別表記)
Faculty of Agriculture, Okayama University
開始ページ
13
終了ページ
22
ISSN
0474-0254
NCID
AN00033029
資料タイプ
紀要論文
言語
Japanese
論文のバージョン
publisher
査読
無し
Eprints Journal Name
srfa