JaLCDOI |
10.18926/CTED/55805
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タイトル(別表記) |
New class development to cancel a life experience and the gap with the scientific definition
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フルテキストURL |
cted_008_031_043.pdf
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著者 |
稲田 修一|
荒尾 真一|
稲田 佳彦|
杉山 誠|
日浦 悦正|
古城 良祐|
中倉 智美|
能勢 樹葉|
岩本 恭治|
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抄録 |
理科の授業では,物理量の定義を起点として学びの展開を構成する場合が多い(定義起点展開法)。一方,日常生活では,「目的地までの所用時間の短さ」と「速さ」を連動させて思考することが多い(生活起点展開法)。そのため,科学的定義に基づく扱いとのギャップに生徒が戸惑い,理科の学習内容を日常生活へ関連させて理解するときの障壁になっている可能性がある。中学校2・3年生679名を対象とした事前調査では,速さについて「生活起点」で考えている生徒が615名(90.6%),「定義起点展開法」で考えている生徒が51名(7.5%)であった。また,生徒の「速さ」の捉え方に対する回答反応時間の分析結果からも,「定義起点展開法」の正解者の反応時間の平均が22.0秒に比べ「生活起点展開法」の平均は18.4秒であり,「目的地までの所用時間の短さ」と「速さ」を連動して思考する「生活起点展開法」の考え方が多いと推測される。
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キーワード |
速さ (velocity)
時間 (time)
生活起点展開法 (life starting point unfolding method)
定義起点展開法 (definition starting point unfolding method)
透過型赤外線センサー (transmissive infrared sensor)
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出版物タイトル |
岡山大学教師教育開発センター紀要
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発行日 |
2018-03-20
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巻 |
8巻
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開始ページ |
31
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終了ページ |
43
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ISSN |
2186-1323
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言語 |
Japanese
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著作権者 |
Copyright © 2018 岡山大学教師教育開発センター
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論文のバージョン |
publisher
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